意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

よい聞き手は寡黙な喋り手 (アニメ乾燥)

2021-06-18 22:06:29 | アニメ感想2021年其の二





NOMAD メガロボクス2 
第11話 脱げなくなった鎧を外す時、不幸と幸福の種が芽を出す △++





ドラッグ漬けだった主人公と医療漬けの対決で〆とかこの
天然絶対主義の東邦でよくやる気になったねえw
もちろん、当話のモデルである「ジョー」がパンチドランカーに
なった「欠陥ボクサー」になったハナシを踏襲していることは
いうまでもないけど、味方も敵もボロボロなのがえぐい。
まあここではアラガキっちゅうくせ者が「メガロボクス」仕様の
「よどみ」を上手く生み出せているのがカギになっているね
生体技術のハナシで、ともすれば退屈なものになるところを
マックっちゅう子羊をさしだすことによって「洗練されたなまぐささ」
になっているかとおもう。







幼なじみが絶対に負けないラブコメ
第10話 乙女たちの密談 △+






登場するオンナノコの大半に粉かけてきて、いかにも
松岡が主人公のハナシっぽくなってきましたぞw
白ちゃんにくっついてきたメイドが「クズですね」っちゅうけど
まあ客観的に視ると、そうなるわなw
ただまあ、ここで「幼馴染み」っちゅうステイタスが
「親密さ」であることを男女関係以外で成立させるカギに
なっていて、同時に絶頂に上り詰めるための障害にも
なっているという十年昔からある「設定」で遊んでいるといえよう。







ゾンビランドサガ リベンジ 
第11話 たとえば君がいるだけで SAGA △++





家が流されても「もう慣れたばい」ってな感じで
非現実の人の(ゾンビだけど)メンタルのつよさですな
それも「洪水」とかね、こういう天変地異はウチの国だと
いつ何時おとずれるか分からないから、真剣にみるよね。
ここではただ一点、幸太郎がいないことによる
「スキャンダル」が困り事で、他のことに関しては
「無敵」っちゅうのが純然たる「アイドル」のつよさのようにも
感じられ、この奇天烈な設定のハナシが
キラキラしてるかのように感じられるのが実に不思議でありんす。



 



蜘蛛ですが、なにか? 
第23話 友よ、なぜおまえは……? △+






同窓会さながらに敵味方が集まって、刃を交えること
強かったり、弱かったり、それぞれに事情があって
複雑で、近代兵器も繰り出してきてしっちゃかめっちゃかやね
それでもひとつ「縛り」があってそれは「転生者」は
できるだけ「生かす」っちゅうことやね、これは
作中でいろんな人がいろんな都合でそう志向しているし
あるいは「神」てきな何かがなるべく「殺さない」てきな
ご都合主義すれすれの状態でそうしているといえる
これは「ハードモード」なハナシでない異世界ものでは
視聴者の気分のためになるべくそうしているっちゅう「縛り」
みたいなモノともいえよう、もっともこのオハナシでは
かなーりギリのラインでそれをやっているけども。







 
SSSS.DYNAZENON
第12話 託されたものって、なに?  とまとめ △++





不思議なのはこんだけ「怪獣」が大暴れしているのに
街とその住民が奇妙なほどに落ち着いていることよな
そう、そこの人間や建物は「かきわり」であるかのように
前作のグリッドマンはそこが「箱庭」であることを提示したんで
それなら納得がいく次第で、そこと「つながっている」当作品が
そうであることも踏まえれば得心はいく次第で
そんならこれは「ハナシのつごう」なのかっちゅうと
「現実」のわれわれで考えるとなんかこう日本人が「天変地異」を
受け入れるさまと一致しているような感覚なんだよね
人力を越えた圧倒的存在にたいする諦め方のようなな
そんだけなら大学生の論文みたいなハナシなんだけど
それを「作品」としておこすちゅうことはどういうことか
シズムくんは「怪獣のチカラがあれば何でもできるのに」と言うと
よもぎくんは「それでも僕らはちっぽけな現実をえらぶ」っちゅう
ような趣旨の返答をしていて、おそらくはそのあたりの感覚が調度
ボクらが「怪獣」を許容する思想的おとしどころなんだと思う
そして当作品ではダイナゼノンに登場するクルーにその
「現実」を提示する役目を担わせていて、単品では面白くも無い
「日常」にうまみと意義を持たせていたかとおもわれるのね
これは「映像」のもつ本質的な魔術で、それが「怪獣」っちゅう
それこそ滅びかけている当邦の芸術をつかって鮮やかに蘇らせた
っちゅうことなんじゃないかとおもう
あるいはこう言おうか、それこそが「託されたもの」だったと。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする