◇ 政府見通しは1.4%成長 = 政府は先週18日の閣議で、20年度の政府経済見通しを了承した。それによると実質経済成長率は1.4%で、19年度に見込まれる0.9%を上回る形を想定している。景気対策の効果を評価したためで、内需は1.5%の押し上げ、外需は0.1%の押し下げ効果と計測した。しかし民間研究機関の予想は平均値で0.49%となっており、政府の見通しより1ポイント近くも低い。民間は景気対策の効果を、政府ほどは期待していないからだ。
物価の上昇を加味した名目成長率は2.1%の見通し。これも19年度に予想される1.8%成長を上回っている。仮にこの予測通りになるとすると、20年度の名目GDPは約570兆2000億円に。第2次安倍内閣がスタートした13年度と比べると、87兆円の増加。この間の年平均成長率は2.6%という計算になる。
過去の実績を調べてみると、政府見通しが達成されたのは13年度と17年度だけ。あとはすべて見通しが甘かった結果に終わっている。たとえば18年度の実質成長率は、政府見通しが1.8%だったのに対して、実績は0.3%。また19年度は政府見通しが1.3%なのに、現状での政府予想は0.9%。実際はもっとゼロ成長に近づきそうである。
なぜ政府は、甘い見通しを出すのだろうか。1つは高めの見通しを出さないと税収見積もりが下がってしまい、予算が組めないこと。もう1つは、政府自らがあまりにも低い見通しは出せないと考えるからだろう。しかし、こんな調子が続くと、だれも政府見通しを信用しなくなってしまうに違いない。
≪24日の日経平均 = 上げ +9.47円≫
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
物価の上昇を加味した名目成長率は2.1%の見通し。これも19年度に予想される1.8%成長を上回っている。仮にこの予測通りになるとすると、20年度の名目GDPは約570兆2000億円に。第2次安倍内閣がスタートした13年度と比べると、87兆円の増加。この間の年平均成長率は2.6%という計算になる。
過去の実績を調べてみると、政府見通しが達成されたのは13年度と17年度だけ。あとはすべて見通しが甘かった結果に終わっている。たとえば18年度の実質成長率は、政府見通しが1.8%だったのに対して、実績は0.3%。また19年度は政府見通しが1.3%なのに、現状での政府予想は0.9%。実際はもっとゼロ成長に近づきそうである。
なぜ政府は、甘い見通しを出すのだろうか。1つは高めの見通しを出さないと税収見積もりが下がってしまい、予算が組めないこと。もう1つは、政府自らがあまりにも低い見通しは出せないと考えるからだろう。しかし、こんな調子が続くと、だれも政府見通しを信用しなくなってしまうに違いない。
≪24日の日経平均 = 上げ +9.47円≫
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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