魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ダール・エ・リボ来日セミナー

2008年03月11日 | ワイン ~2019年
前日の飲みすぎから、翌日のワインセミナーが迎え酒となりました。
大丈夫だろうか?!


とあるマニアック?といいましょうか、長崎でも人気最高峰のレストラン、
「アンペキャブル」にてダール・エ・リボのルネ・ジャンダール氏が来日、
輸入元の「野村ユニソン社」とともにセミナーが行われました。

「アンペキャブル」のオーナーシェフO氏のワイン好きとその情熱には
頭が下がります。わざわざフランスまで訪ねて行って、仲良しになって
連れて来るんですから。「ワインバカの鏡」として立派です。
もちろん本業は「料理バカ」なのでしょうけどね。


さて、写真の右側、真ん中に立っている方がルネ・ジャンダール氏です。
両脇は輸入元野村ユニソンの方です。



会社説明やジャン・ダール氏のプロフィール紹介の後、
試飲したワインはといえば

1 NV サン・ペレ 泡白(マルサンヌ100%)
リンゴ、ワックス、白い花、石灰、厚み、中心にもろみ。

2 06 サン・ペレ 白(ルーサンヌ100%)
ラムネ菓子、酵母感、滑らかでウェイト感が多少出ている。バルサミコ酢
のイメージ、味わいが太い、魚介類のバルサミコ酢和えにいけるかも。

3 06 ラール・デ・ショワ 赤(ガメ、シラー種)
ローヌだけどガメとシラー種だそうな。シラーといっても冷涼な高地の
ものでさわやかさがある。どこかピノタージュのイメージも。

4 05 クローズ・エルミタージュ 白(ルーサンヌ、マルサンヌ)
デリシャスリンゴ、厚み、芯の太さ。

5 05 サン・ジョセフ ブラン 白(ルーサンヌ100%)
厚み、酵母感、ちょっともったりイメージ。

6 06 セ・ル・プランタン クローズ・エルミタージュ 赤
フレッシュでスマート。イチゴのピチピチしたフルーツ。デイリーに良い。

7 05 クローズ・エルミタージュ 赤
つつましやかなフルーツ、ちょっと内向的だが濃くなってくる。

8 05 サン・ジョセフ 赤
濃く深みがあり、旨味もかなりあってエキス分も充実。

9 05 エルミタージュ 赤
濃く深い中に明るさ、輝きがある。太さの中に繊細さ美しさがある。


実はとあるワイン研究家がSO2無添加のこの造り手のワインを問題視
したこともあって、注目して臨んだのですが、新しいヴィンテージもの
を飲んだ限りでは、心配は杞憂だったようです。

それぞれに優しく、美味しく頂くことができました。

いろんな方たちの情熱が交錯した意義深い会となりました。


コメント (2)
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