魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

京風ピノか?

2008年03月19日 | ワイン ~2019年
さて、怒涛のワイン会からリハビリが始まりました。

今宵のピノは(も?)安ものです。

ブルゴーニュ、しかも偉大な2005年ものなのに1500円を切る!と
いう、もはや「大丈夫?」と不安になるほどのワインです。

2005 ブルゴーニュ ルージュ(レ・カーヴ・ド・オートコート)
   (レ・カーヴ・デ・ゾートコートかも、ま、どーでもいいか)      

色も当然のごとく薄め。
香りもちょっとだけ中心に蜜っぽさも感じますが、弱めで儚げ(はかなげ)。

味わいは旨味もダシのようにじんわりと出ては来ますが、
いかんせん薄味です。まるで「京風ピノ」といった趣。
ただし、九州男児の私は正統な京料理の経験がないので、あくまで
イメージ表現です。京風といっても当然ながら京都にピノはありません。


儚さをお求めの方にはお奨めしましょうか。
私のデイリーにしてもいいので、数合わせに数本仕入れました。

正直、旨味はチリのパヌール ピノの方が上ですが、「儚さ」なら
いろんなワインと対決しても結構負けないでしょう。
しかも偉大な当たり年の05年を飲んでいる!というのに、です。

ぶっちゃけると、確かに物足りなさがあるのですが、それを逆手にとって
儚さで勝負しよう、というわけです。イカンデスカ?
「ピノなら許す」とおおらかに行きましょうよ。

個人的には案外、飲めてはいるので、この輸入元の仕入れの時に
ロット数の数合わせに使いたいと思います。
「うす儚さ」にご興味のある方はお試しを。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする