魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

美味しいボルドーを・・・

2008年08月05日 | ワイン ~2019年
時には美味しいボルドーを飲みたい!と思う。

しかし最近は高騰しているので、あるレベル以上のボルドーを
飲もうとすると、そりゃ大変な価格になってしまうのです。

そこで、解決策してこんなのはいかが?


2006 コノスル カベルネ 20バレル
   (チリ、カベルネ種、赤、2千円台前半)

香りはじんわりと焼き菓子やエステル、若い溌剌としたベリー香が
あふれてきます。香りだけですでに勝利を確信することでしょう。

味わいも若々しいベリーと豊富な酸と甘いタンニンが押し寄せます。
まず、赤い花、酸に支えられた品のある果実味が「若い花(華)」を
表し、つんと可憐に美しい表情を見せます。フィギュアスケートの
浅田真央選手のような、そんな可憐さでしょうか。

そしてその表情は、飲み込んだ後も、美しさを失うことなく、きれいに
アフターとして鼻腔をくすぐり、余韻を奏でてくれます。

新世界的にドバーっと来るのかと思いきや、妙に優しい。
例えるのならマルゴー地区やサン・ジュリアン地区の格付け品のような
まろやかさを持っています。

そうですねぇ、ブルジョワ級~4、5級くらいあるかなぁ・・・。

って誉めすぎたかもしれませんが、お安くて、ボルドーの格付け品をも
思わせる味わいならこれで十分でしょう。

ただ、問題は今在庫がなくなってしまったこと。
(最後の1本を飲んじゃったよー)

また仕入れておきます。

それと恐怖の高騰したボルドーのご案内もしようか悩んでいます。
もう怪談というべき、震えが来るほどの「恐怖の初リリース価格」を
リスト登録のお客様へ配信してみようかと考えております。
もちろん1本も売れるとは思えないリストです。(えぇ!)


コメント
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