魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

若さと完成度の難しさ

2008年08月21日 | ワイン ~2019年
サッカー日本代表のウルグアイ戦、

うーーーん、南米勢にかなり分が悪いとはいえ、
やはりちょと情けない。


でも逆に課題がよく見えたようでもあります。
ウルグアイのボールを奪ってからのスピードの速さ。的確さ。

日本選手もそれぞれがあと一皮むけないと戦力として不足だということ
を気付かされましたね。

久しぶりに招集され注目された小野選手も・・・・・。

国内ではすごい山瀬選手や楢崎選手も普通に見えてくるから不思議でした。


多分守備を強化した人選をすると、点がほとんど入らず、
攻撃的な選手を多く使っても・・・なかなか入らず、守備まで弱くなる
そんなジレンマが見えてきそうです。

そうなると、やはりセットプレーで何とか1点取って、あとを守りきる戦法
が最高なのでしょう。実に消極的で、面白みがなくても、私が監督で
すぐにW杯があるのなら、そういう戦法を取らざるを得ない。
それが現日本代表の実力だと痛感しました。


さて、残念会です。本日のワインは、

“ドン・クライ・フォー・ミー・アージェンティーナー~♪”

ってわけではないのですが、最近アルゼンチンを飲んでいます。


2003 フィンカ・ソフェニア メルロ エステート
  (アルゼンチン、メルロ種、赤、千円台半ば)


黒々した濃い色に、重たい香りです。

ブラックベリー、ブラックチェリー、黒糖のようで、ジリジリと焼けた
レンガや黒土を思わせるウェイトを感じる香りです。

味わいもやはり濃くて、充実感があります。
重たい果実味と、舌にジリジリとタンニンや旨味が押し寄せます。

オリがすごくて、コルクの内側やビン口にびっしり!!!
タンニンも多く充実しています。
ここまでだったら「すごい炸裂度」なわけですが・・・・・、

いかんせん酸が不足しています。
あと3~5年以内に飲みたいところでしょう。

C/Pは極めて高いく、キャラとしても先日飲んだカベルネよりも
面白く、パワフルです。

しかし保たないので、先日のカベルネと半々くらいでブレンドすると
とても素晴らしいバランスになりそうです。(無責任に言っています)

取り扱うかどうか?はとても悩みます。
新しいヴィンテージが入ったら、取り扱いたいと思ってはいます。


つまりですよ、旬が過ぎるであろう選手よりも、若くて、少々荒くても
可能性のある選手を使ってW杯予選を行って欲しいということです。

若い可能性と、完成度とのバランス。
これはワイン、サッカーともに難しい問題でしょう。

コメント (4)
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