本日は仕事があるのに抜け出して???
「諏訪の杜」なる諏訪神社のふもとにある酒屋さんで行われた
ライブに強引に行ってまいりました。
もちろん戻ってからまたお仕事しました。
私が敬愛する「岡野雄一」さんは、前にも書いたことがありますが、
長崎弁で歌われます。独特の個性と世界をお持ちの方で、私などとても
真似できるような器でないことを実感させられます。
音楽というよりも、詞の文学というよりも、個性というよりも、
さらに「表現力」とかやり取りのうまさであったり、人々を巻き込む力
であったり、人望や人間力でもあったり、また隠れたしたたかさで
あったり、いろんな面を感じ、刺激を受けることが出来ました。
もうひとつ「諏訪の杜」なるお酒屋さんも、いろんな個性や工夫が
あって参考にさせていただきました。もちろん当店とは違うベクトル
ですが、なるほど、と思うことがいくつも。
さて、そんな音楽でも仕事でも刺激を受けつつ・・・
新ヴィンテージの試飲です。
2007 Ch.ムーラン・ラ・モンディエール
(仏、ラングドック地方、コルビエール地区、赤、千円台前半)
南仏の香りがします。プラム、ブラックチェリー、毛糸の編み物、
針葉樹、ヨード・・・比較的暗めの香りです。
味わいは濃いめ、しっかりしてはいますが地味で、採用していた
2005年ほどの冴えは感じません。ちょっともっこりとなったイメージ
でしょうか。ちなみに2005年はもっとフローラルで明るい花のような
感じでした。
そんな華のよわくなったこのヴィンテージ、当然ながら採用は
見送らざるを得ないでしょう。ごめんなさい。
また新ヴィンテージの時に試してみましょう。
当店は当店なりのセレクションや個性をしっかりと持ってやって
いかなければ!と未熟ながらも痛感しました。