魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

新人との出会い

2010年08月19日 | ワイン ~2019年
ワインの楽しみ方のひとつに「出会い」があります。

新しい産地であったり、造り手であったり、ヴィンテージで
あったり・・・ですね。


さて、本日は新しいヴィンテージに挑戦です。




2008 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(レシュノー)
   (仏、ブルゴーニュ地区、ピノ種、赤、2千円半ば)


2008年のヴィンテージ初めてかもしれません。
この年を実感するためにはやはりちゃんとした造り手でないと。
ですね。そこで選んだのはフィリップ・エ・ヴァンサン・
レシュノーです。

パーカー5星の造り手であることはもちろん、今まで私自身も
失望したワインには当たったことがありません。


さて、色は当然若く、やや薄めです。

香りですが、チェリー、フランボワーズ、スグリ、蝋燭、
どこか漢方や薬膳、青く未熟な果梗もイメージします。
(青い芽や茎を燃やしたような・・・まあ微妙?)


味は軽めで、酸味が強め。うす旨系かも。
ただ、芯というか果実味のエキス分もさして強くも感じないので
へたれるのも早めで、長熟ではないと予想します。

ただ、現時点では本領発揮はしていませんが、案外美味しいです。
ブルピノらしさ満開です。1~2年後にはピークに達しそうです。


一番下のクラスですからこんな感じかもしれません。
次々と飲んでみて、また感じることを書いていきましょう。

薄めだから悪いというわけでもなく、いろいろと個性があって
逆に素晴らしい年もあったりします。典型的なのは80、87、92、
97年などです。

2008年っていったいどんなヴィンテージなのかワクワクです。
人との出会いに似てたりしますよ。この年のワインも長く付き
合っていく仲間かもしれませんものね。

コメント
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