魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

月末のブルースとピノ

2011年11月01日 | ワイン ~2019年
月末の棚卸や残務を終えほっとひと息。

新入荷のワインも多くて多国籍語を読みながらのチェックは
頭が混乱してくる。


何で毎月毎月こんなのことばかり繰り返すんだろ。


大自然の営みや悠久の時の流れからするとアホらしくなる。




さーて、酒を飲みながらブルースがいい。

ワインマニアのブルースでも作ろうか?と思う。
トンコツラーメンの歌も作ってみたし。

そんな孤独で終わった感のある夜にはピッタリかなあ。



そして明日は(もう本日)は多くのメーカーが集まる試飲展示会が
とあるホテルにて行われるので、また大変なお仕事。


ちょびっとお店を閉めてしまうかもしれません。
大変だけど、試飲体験や情報収集は一時の犠牲をしてでも後のために
とても役に立つので必要な作業なんです。







さあて、今夜はこれでいきましょう。






2009 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(ショーヴネ・ショパン)
   (仏、ブルゴーニュ地方、ピノ種、赤、2千円程度)


このワインは2005年が素晴らしい出来で驚いたものです。
さて、超優良年の2009年ではいかがでしょうか?とばかりに試飲です。


香りはフランボワーズ、イチゴ、フルーティーで柔らかな香りです。
古木、コショウなども。


味わいはやや軽めですね。濃度は2005年のレベルではなく、2009年の
先日飲んだアンブロワーズの6~7割方ってイメージです。

軽さの中にも旨さはあって(アンブロワーズとはエキス分もタイプも違う)、
若くして美味しく飲めるスタイルです。
明らかに09年としては軽くて、濃度、エキス分がもうちょっとあっても
良いんじゃないだろうか?と思わせます。

でも逆にその軽さは、即戦力でもあってすぐに楽しむことが出来ます。

追加購入はしませんが、ハズレでもありません。美味しいのは美味し
いです。優しい味わいは嬉しいなあ。
やはりピノです。そう、ワインはピノ。


TPPは「とってもピノピノ」ということで。

コメント
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