魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワインの夢を見た

2012年03月09日 | ワイン ~2019年
変な夢でした。


とあるワイン会の席でCh.オーブリオンがテーブルに置かれていました。

1976年があるかと思うと、その横の方に何と1982年ものがあって驚き。

「なしてあっと~?」(どうしてあるの~?)


しかし、残りが1センチくらいしか入っていなくて、それをグラスに注ぎ、
ほんのひと舐めだけしてみました。もちろんすごい出来に驚き、向かいに
いた家内に「ほら、こい飲んどかんばよ」といって差し出しました。


次にもう少しだけ残っていた76年ものをグラスに注ぐと、「ありゃ?オリが
ないよ~」と驚きながら「そうかこの年はフィルターかけたのか?」と
勝手に解釈。軽めで薄いながらも「おお、美しさは残っとるばい」と感心し、
遠く離れた席にたまたまか母がいて、「残りの人生でこれ以上の美酒は飲め
ないけん、これひとくちでも飲んどかんね~」とグラスを渡しました。


ホント、変ですよね~。
きっと誰かさんのブログを読んで、頭の隅から離れなかったのが原因かも
しれませんね。

ここまでくるとワインバカもいっちょ前でしょ。





さて、そんな夜はブルゴーニュ、といきたいところですが、まあニュー
ワールドのピノをいきましょう。ヨサンノツゴウモアリマスガナ



輸入元の方が仰るには、「ミシェル・トリノはスタイルが変わりました。
濃く力強いスタイルから、柔らかく優雅になりました。」とのこと。


その話を受けお試しをしています。






2010 ミシェル・トリノ ピノ・ノワール
   (アルゼンチン、ピノ種、赤、千円未満)


かつてはインキーで濃くて固くて、どうしたら良いものかちょっと悩んで
いましたが、今回飲んでみてGOサインを出そうと思いました。


香りはイチゴやチェリー。焼き菓子のような甘さもあり、厚手のビニール、
キューピー、ミルキーで美しさもあります。


味わいは柔らかなアタック、ゆるくピノらしいゆとり感、自然な果実味が
あってそれでいて決してペラペラでもなく、下手なACブルゴーニュより
厚みすらあります。これはいい!


次の仕入れで入れることにします。お楽しみに。

さて、今夜もワインの夢見るのでしょうか???


コメント
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