魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブルゴーニュ2009年 タンザー氏の場合

2012年03月29日 | ワイン ~2019年
ブルゴーニュの2009年ものの評価です。


2009ブルゴーニュに高得点…ステファン・タンザー(クリック)

ということになっております。

先日書きましたジョセフ・ロティはリリースが遅いので、この中には書かれ
ていませんが、確か95-97点くらい付いていたようです。

ブルゴーニュに関しては、パーカーさんよりもこのタンザーさんの方があて
になるという方も多いでしょうか。私としてもそう思いますし、日本の、
ワイナートやリアルワインガイドよりも遥かに良いと思います。



でも・・・最近は安ワインの試飲ばかりで負け組気分。
はずればかり。




早く人間になりたい! いや、違う、早くブルゴーニュの試飲をしたい!




ってことで今日は、ブルゴーニュいきましょう。





2009 シャサーニュ・モンラッシェ レ・シェーヌ(フィリップ・コラン)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、3千円程度)

イチゴ、チェリー、フランボワーズ、寝かせた肉、革、ワックスなど。


味わいは明るく軽やかでフレッシュです。瑞々しい酸がフレッシュさを出し
ています。旨味が素晴らしく、蜜のような華やかさが溢れています。
とても美味しい、そしてブルゴーニュらしい味わいです。

ただ、軽めで、熟成させてもそう保ちはしないでしょうから、若いうちが華
かもしれません。通常なら3~5年程度の飲み頃でしょう。

ポテンシャルや重さを求める飲み方でなければ、熟成しても、とてもきれい
だとは思います。そんなブルゴーニュだって良いもんです。


気持ちとしては上のクラス、1級畑当たりをチョイスした方が高くなっても
満足度はぐっと上がる気はします。

個人的にはブルゴーニュ好きとしてまったく不満はなく、とても美味しく
いただいております。


やっぱ、ピノですね~。

このちょっとだけ儚い感じがとても好きです。美学があります。

ただそれはきっと普通のお客様なら「こんな薄くて酸っぱめは口に合わない」と
仰る方も多いかもしれません。だからこそ、こんなにブルゴーニュの魅力を伝え
るのは難しいのでしょうかねえ。
こんなちょっとした愚痴を書いてしまって、分かっていただけるでしょうか。


コメント
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