魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

試飲会紀行その2

2014年09月19日 | ワイン ~2019年
福岡出張編 その2 です。


2日目は2ヶ所(ホントは3つあったけどひとつはパス)を巡ります。




まずは日本ナンバーワンといってもいい輸入元M社。出品アイテム数は約170。


やはりレベルが高い。



当店でも取り扱っておりましたが、再試飲してやはり素晴らしいですね。
良く出来ています。左側、ポッジョトンドのキャンティは発注しようとしましたが、
すでに売り切れ。人気あるようです。




USA、ナパヴァレーの美味しいカベルネも健在。微かに弱いんだけれど、圧倒的な
美味しさはさすがでした。パインリッジね。



最近ブルゴーニュも高騰しているのですが、こちらのドメーヌ・マッスは良いですよ。


並べて飲むと、やはりジヴリの方がぐっと良い。


写真は出しませんが「ドメーヌ・コワイヨ」も美味しかったです。特に
マルサネ ロンジュロワはかなり良い。
総じて2012年のブルゴーニュ赤はかなり美味しいと思います。




さらにラベルが変わり魅力を増したのはポール・マス。



一番お手軽なシリーズなどは疲れない、デイリーとしてとても良く出来ています。

この他、いろいろと新入荷もあるかと思います。




そしてもうひとつの輸入元の試飲会へ・・・走る!!!




こちらは空いてはいるものの、アイテム数はより多くて185。

もうパンクしそう。


スペインの美味しいものを発見。





ずっと試飲しているわけですが、もう何が何だかわからなくなってしまい、口の中が
タンニンで荒れて、いっぱいいっぱい状態で「ピタッ」と止まってしまいました。


もうどうにもならない・・・・・一瞬ワインを見るのも嫌に。


そんな時はちょっと休憩を取って、これを飲むんです。



アミオ・セルヴェルのシャンボール・ミュジニー。

あまりの美しさと美味しさに生き返ります。またワインが好きになります。

やっぱブルゴーニュなんだよねえ。ピノなんだよねえと。


食事も取らずぶっ続けだったので帰途にこれ。



キッチン政のカツ丼を。

せっかく痩せていたはずなんだけれど、これ一杯で翌朝は1キロくらい太る。

最悪・・・。



そんなわけでたくさん試飲してまいりました。2日間で約600アイテム。

来月もまだたくさんありますし、当店も渾身の仕入れをいたします。

値上がりも激しい時世ではございますが、なにとぞよろしくお願いいたします。


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試飲会紀行その1

2014年09月19日 | ワイン ~2019年
おいおい、何が試飲会紀行だよっ!
そんな悠長なものではないのさっ。

福岡で2日間連続の試飲会があって行ってまいりました。


第1日目は「ワインコンプレックス」という輸入元が20社以上が集まり、それぞれの
ブースを出していました。300~400アイテム程度はあったと思います。




これは終了後の会場写真です。




では、気になったワイン達。



これらは良かったです。
特に真ん中のラベルは良いですね。私はポップアートやミッドセンチュリー的
デザインがとてもお気に入りで、ついつい惹かれてしまいます。



圧巻だったのはこのUSAのピノ達。



素晴らしいです。美味しいです。

でもそれもそのはず。価格まで素晴らしいのでなかなか手が出そうにありません。



そして、久々に驚き、心が乱舞してしまったのはこちら。



写真右側のターリー(Turley)のジンファンデル!
実に10数年ぶりの正規輸入です。(待ってましたっ!)

下のクラスですが「ジュヴナイル」を頂きました。

・・・・・それが実にしなやかで・・・なに?そんなのターリーじゃないって!


そうですね。でもこれはこれなりにすごく美味しいんです。

「なにー、ターリーがビオになってただと~。やきが回ったんじゃないのか。」とつい
つぶやきました。

それでも旨いので心の中で葛藤です。
(本来、このメーカーは、元々ガツーーーン!とメチャパワフルなのです)


ところでその横(写真左側の2本)も素晴らしいピノとシャルドネです。



他にも驚いたのはこちら。


日本人がUSAで造るワイン。「Ch.イガイタカハ」。

家紋の「違い鷹羽」です。アルファベットで「chigaitakaha」と書くと、最初が「ch」
つまり「シャトー」と読めてしまうので、そこで切り離したのがCh.イガイタカハです。
とてもレベルの高いワイン達でしたよ。


実は我が家もこの家紋なので、どこか親近感もありそうですが、私はまったく興味なし。
だって、先祖のいちルーツにすぎませんから。(先祖の数は2の2乗づつ増えていきます
よね。30代遡ると10億人以上いるんですよ。そのひとつだけ取るなんて実にアホらしい)
でも美味しければ良いよね。




話を戻しましょう。

あまりにたくさんのブースがあり、ちょっと凄すぎでした。

面白いのは「ルーマニア」だけ、「南ア」だけを扱う輸入元とか。
どこか潔いというか、よくそれだけで勝負してるな、とかつい余計なことを思ってし
まいます。とても勇者です。




たくさん飲んでヘロヘロになりましたが、その夜も少しだけ残ったボトルを
いただいて・・・。



泊まったホテルで、読書しながら美味しいUSAピノを頂きました。

結構死力を使い果たし、倒れておりました。


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