ちょっと遅くなりましたが、中国の習近平氏が訪英した際のイギリスのもてなしワインが
物議をかもしました。
中でも、「1989年 シャトー・オー・ブリオン」(Ch.オー・ブリオン)が話題となっていました。
1989年が天安門事件の年だとか、産地がグラーヴ(Graves)で英語ではgrave(墓)という
意味になるじゃないかとか、挙句、晩餐会の中で疲れているアンドリュー王子らのうつろ
とした写真などがネット上で踊りました。
まあ、怪しいサイトを真に受ける単純な人達には好評だったようです。
でもね、ワインマニアからの視点で申しますと、「1989 オー・ブリオン」を出されたと
いうことはすごく名誉なことで、このワインはオー・ブリオン史上最高かもしれない当たり年
なのです。「世紀の偉大なワイン、伝説のワイン」のひとつなので、その歓待ぶりがよく分かります。
”このワインの偉大さ”、”これだけのワインという偉大さ”を知らない人々は勝手なことを
書きたてています。
別に中国の肩を持つわけでもなんでもありません。ワインというものの偉大さ、素晴らしさ、文化や
矜持などを理解してもいない人たちのたわごとです。バッカじゃなかろか、と思います。(特に単純な怪しいサイトの盲信者)
「はっ!」と言って、鼻で笑って、無視してやりましょう。
・・・・・何でこんなこと書くかって?・・・・・
実はね、このワインを1ケース欲しいと思っていた私が、買い損ねたからなんです!!!
販売され始めた頃はリーズナブルだったはずの価格が、あれよあれよと・・・入手困難
・・・そして幻へ・・・なーんてなったものですから、悔しくてしょうがないんですよね。
ちなみに同年の「ラ・ミッション・オー・ブリオン」も偉大な名作です。
とにかく目を付けたワインは「買えるチャンスがあったら買うべし」ということを
お伝えしておきましょう。
「買って後悔することよりも、買わなくて後悔することの方が断然多かった」
というマニア(先人?)の教えは受け止めてください。
さて、そんな夢のボルドーはさておいて、今夜は安物ボルドーね。

2012 Ch.メーヌ・パルガード(メイヌ・パルガード)
(仏、ボルドー、赤、千円程度)
セパージュはCS70%、Me30%。
香りはイチゴ、フランボワーズなど明るいフルーツに革や絵の具、白コショウ、ミネラルなど。
味わいは瑞々しくきれいなフルーツにミネラル、微かに獣臭、動物的旨さが乗っています。
軽めで、酸は穏やか、タンニンは細かく強くはありません。
長寿ではないので、今を楽しむワインなのでしょう。美味しく飲めますが、リピートするか?
と問われると、そこまではないのでこれも採用なしでしょう。
でも決して悪くはないです。ボルドーとしては軽いですが、デイリーには逆にいい感じはあります。
やはり満足感という点で、どこかいまいち弱さがありますねえ。
うーん、夢のボルドーと現実のデイリーボルドーの差は遥かに埋めがたいものがありますねえ。
物議をかもしました。
中でも、「1989年 シャトー・オー・ブリオン」(Ch.オー・ブリオン)が話題となっていました。
1989年が天安門事件の年だとか、産地がグラーヴ(Graves)で英語ではgrave(墓)という
意味になるじゃないかとか、挙句、晩餐会の中で疲れているアンドリュー王子らのうつろ
とした写真などがネット上で踊りました。
まあ、怪しいサイトを真に受ける単純な人達には好評だったようです。
でもね、ワインマニアからの視点で申しますと、「1989 オー・ブリオン」を出されたと
いうことはすごく名誉なことで、このワインはオー・ブリオン史上最高かもしれない当たり年
なのです。「世紀の偉大なワイン、伝説のワイン」のひとつなので、その歓待ぶりがよく分かります。
”このワインの偉大さ”、”これだけのワインという偉大さ”を知らない人々は勝手なことを
書きたてています。
別に中国の肩を持つわけでもなんでもありません。ワインというものの偉大さ、素晴らしさ、文化や
矜持などを理解してもいない人たちのたわごとです。バッカじゃなかろか、と思います。(特に単純な怪しいサイトの盲信者)
「はっ!」と言って、鼻で笑って、無視してやりましょう。
・・・・・何でこんなこと書くかって?・・・・・
実はね、このワインを1ケース欲しいと思っていた私が、買い損ねたからなんです!!!
販売され始めた頃はリーズナブルだったはずの価格が、あれよあれよと・・・入手困難
・・・そして幻へ・・・なーんてなったものですから、悔しくてしょうがないんですよね。

ちなみに同年の「ラ・ミッション・オー・ブリオン」も偉大な名作です。
とにかく目を付けたワインは「買えるチャンスがあったら買うべし」ということを
お伝えしておきましょう。
「買って後悔することよりも、買わなくて後悔することの方が断然多かった」
というマニア(先人?)の教えは受け止めてください。

さて、そんな夢のボルドーはさておいて、今夜は安物ボルドーね。

2012 Ch.メーヌ・パルガード(メイヌ・パルガード)
(仏、ボルドー、赤、千円程度)
セパージュはCS70%、Me30%。
香りはイチゴ、フランボワーズなど明るいフルーツに革や絵の具、白コショウ、ミネラルなど。
味わいは瑞々しくきれいなフルーツにミネラル、微かに獣臭、動物的旨さが乗っています。
軽めで、酸は穏やか、タンニンは細かく強くはありません。
長寿ではないので、今を楽しむワインなのでしょう。美味しく飲めますが、リピートするか?
と問われると、そこまではないのでこれも採用なしでしょう。
でも決して悪くはないです。ボルドーとしては軽いですが、デイリーには逆にいい感じはあります。
やはり満足感という点で、どこかいまいち弱さがありますねえ。
うーん、夢のボルドーと現実のデイリーボルドーの差は遥かに埋めがたいものがありますねえ。
