魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ボジョレー・ヌーヴォー2015テースティング

2015年11月19日 | ワイン ~2020年
夜の12時になり、今年もヌーヴォーを開けました。
集まったのはショップやソムリエさんなどの面々。




2015 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー(カーヴ・ド・ベレール)
特有の明るさチャーミングさに深みもプラス。酸はキュートでタンニンは意外とあって
とにかく形が良い。バランスが良い。


2015 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー(ドメーヌ・シャサーニュ)
落ち着きとミネラル感。やはり美形に整っています。酸はフレッシュ、タンニンは細かく
やや酵母感も。


2015 ボジョレー・ヌーヴォー(ラピエール)
香りは濃さと深み、やや肉革系も。味は自然派なので酵母感が強め。スマートで優しく
ピュア、純なフルーツはとてもきれい。





2015 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー”フルィ・ソヴァージュ”(アントワーヌ・スニエ)
広がりのあるチェリーやスグリ。濃厚でふくらみ。酸はしっかり、タンニンは多めで充実感があります。


2015 VdT グランコリーヌ(大岡弘武)
これはメルロ、サンソー、シラー種なのでまったく世界観が変わります。ボジョレーでもありません。
香りはセメダイン、石灰、インクなど。味わいも石灰や酵母。奥にあるフルーツはちょっと少なめ。


2004 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー(ルイ・テット)
おまけ。04年ですがちゃんと飲めますし、むしろ頂上から7、8合目に降りてきた状態。
面白いです。


こんな感じで楽しめました。今年のヌーヴォーは豊潤でとても形が美しく、構成力があります。
保たそうと思えば10年保つでしょう。素晴らしい年です。


コメント
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