魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

Volnayワイン会

2016年11月03日 | ワイン ~2019年
久しぶりの当店でのワイン会。


今回のテーマは「時はめぐるよVolnay垂直ワイン会」でした。

綱渡りのように古酒を飲みました。


まず白。


1 NV バロンフェンテ グラン・リゼルヴァ
シャンパーニュのバロンフェンテ。味がしっかりしています。やっぱり大好きです。

2 2012 オークヴィルランチ シャルドネ
オークも乗ったUSAの高級シャルドネ。美味いよなー。

3 1998 マウントエデン エステート シャルドネ
数年前は凛としていたけど、ちょっとひねてきてます。でもちゃんと美味しく飲めます。

おまけ 1989 Ch.メルシャン 白
ひねりにひねて白井君の4回転ひねりくらい。飲もうと思えば飲めます。
セラーでなく押し入れに4半世紀、25年くらい放ったらかしの恐ろしい状態のワイン。




そして赤。


4 2010 ムルソー ルージュ(コシュ・ビズアール)
チャーミングな赤がほど良く熟成。こじんまりとはしているけどきれいです。

5 1998 ヴォルネー 1er サントノー(ノエル・ショエ)
謎のドメーヌですが、ちゃんと生きていてチャーミングに開いていました。ドキドキのワイン。

6 1995 ヴォルネー 1er カイユレ(ルモワスネ)
広がりと深みのある熟成ワイン。さすがカイユレと思いました。まだまだいけます。

7 1993 ヴォルネー 1er サントノー(ルモワスネ)
あれだけ固かった93がここまでなるとは!という思い。品良く、チャーミングに熟成。

8 2005 ヴォルネー 1er (ミシェル・ラファルジュ)
時計を現代に巻き戻し、若く偉大な年、2005年です。やはり濃厚でタニック。
果実味もかなりしっかりしており、充実しています。

9 2013 リッジ リットンスプリングス ジンファンデル(USA)
スペシャルワインへのつなぎとして選びました。やはりキャラメルのニュアンスを持った
濃厚で甘めのフルーツ。そして余韻の甘くたなびくスタイルがとても良い。


10 2010 オーパスワン(USA)
甘く、濃い果実味、複雑なニュアンス、さすがです。現在時間をしっかりと感じる
パワーとフィニッシュ。浸れて良かった。


おまけ 1988 Ch.メルシャン 赤
さすがに飲みこむのはきつかったです。熟成した香りは良いですが、味わいはミイラ。
これでも飲めるという勇者もいました。


さあ、記念写真。(諫早組が3名ほど帰ってしまった後です)

みなさんよく飲みました。お疲れさまでした。



やはり常温押入れ保存、25年ほど放ったらかしの、極めて希少な国産ワイン(中身は輸入もの?)、
Ch.メルシャンは満身創痍ながらも辛うじてまだ活気をあらわす香りはありました。

実は綱渡りな会だったので、一番落ちるワインをて出して、これよりはマシだろうと
比較するためのものでした。(実は命綱にしようという魂胆?!)


ワインの生命力、活気、そして時間を感じることが出来た会だったと思います。
例のカレーも出してみました。みなさん美味しかったかな。
ちなみに会費は4300円(税込み)でございました。


ご参加のみなさま、ありがとうございました。
また楽しみましょう!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする