魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

オ・ボルドー・フクオカ試飲会

2017年03月10日 | ワイン ~2019年
ボルドーと姉妹都市である福岡市にある輸入元「オ・ボルドー・フクオカ」主催の試飲会へ
行ってきました。







アイテム数は20程度ですが、なかなか練ってあるラインナップ。


みなさんまも「ボルドー」と聞くと、濃くて力強く、グランクリュ、格付けなどの金看板を
思い浮かべるのではないでしょうか。

資金が潤沢なのはボルドー全体の1割程度で、実はかなり多くのマイナーなシャトーが
未だにたくさんあるのです。そんな中から集められたボルドーワインたち。


子供はパリに出て行き、残された親が細々とやっているシャトーなど、もうやめてもおかしくない
造り手もたくさんあるといいます。そんなところの救済もひとつの意味合いだそうです。


セレクトされたワインの味わいは、全体的に重くしっかりとして長寿命・・・とは一線を画し、

若くして、タンニン(渋み)もきつくなく、ソフトなものが多かったです。
即戦力~5年程度のボルドーといった趣きでした。



中でもとっつきやすいのはこちら。

2015 シャトー・ラ・モット・デュ・バリー ロゼ
2014 ネイペルグ・コレクション



左のロゼは弾力感とニュアンスに富んだ味わい。右側の赤はターゲットが広いであろう
フレンドリーな味わい。どちらも柔らかい。(2千円台)



そして親しみやすく、尚且つなかなか秀逸なのがこちら。



ペサック・レオニャン地区のシャトー・ド・クリュゾーの赤(2012)と白(2013)。
やはり品があって良いです。(3~4千円)


高騰した有名シャトーとは違って、手は届きやすいと思われますが、問題は価格帯でしょうか。
ここで飲まれたお客様の意見も交えて考えることにします。

極めて有名なボルドーでも、まだまだまだ、知らないところはいっぱいあります。
ワインの世界の広さをあらためて認識しました。

なお、これらのワインたちは「オ・ボルドー・フクオカ」(クリック)にて飲むことが出来ます。
福岡にお立ち寄りの際は、足をお運びください。


コメント
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