魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

教訓-決して登ってはいけない低山

2017年03月24日 | マイナー探訪
低山登りとしてやってはいけないことをやってしまいました。

自ら反省を込めて今日は書いてみたいと思います。


この日、まずは「弁天山 標高28m」を目指しました。





しきゃ~し、途中まで階段はあるものの、茂みになって登れないんですよねえ。(上の写真参照)





そこは諦めて、その近所にある祇園山を目指すことに。

山の真ん中に見えるのが神社です。



写真でどの程度の山かお分かり頂けるでしょうか。標高51mです。
左端(電柱があるところ)が道路です。

この近所の方に登れますか?と尋ねたら「はい、神社までは行けますよ」と言われ、
それから先、てっぺんまでは登れるか?と聞くと「さあ・・・」と二人から言われました。
つまり近所の方も行かない場所なのです。

でもたいしたことないだろうと思ったその考えが甘かったとです。


実はこの低山こそが油断を招く激しい失敗談となりました。




まずは鳥居をくぐり、神社へ。





その左側からこの山頂へと登る斜面がありました。
(後から思うに、ここは無理しないで止めておけばよかった)



結構きつい斜面です。

最初はこんな階段もあったのです。



これぞ道だ!と思いながらも、かなりの急斜面を進みます。

木々を支えにつかみながらの登坂です。





意外と登ったでしょうか。

ちょっとゼイゼイ言いながらも標高51mを登頂です。

しかし・・・





景色はほぼなし。藪ばかりです。


頑張ったのにご褒美は・・・辛いよねえ。



さて、下ろうかと・・・

実はここからが問題、失敗でした。


登ってきた道が道と言えない薮だったので、下りの方向を間違えてしまったのです。

足を出すと、急斜面でズルズルと滑り落ちていきました。

必死に方向を探すもわからず・・・

薮の中に囲まれ動けなくなりました。急で踏ん張りがきかず滑って登るに登れない、横に進もうとするも
すごい薮。


マップで見ますとこうなります。



祇園山のマークがちょっとずれていて、ホントはもうちょっと上、赤い矢印のところです。


本来は神社方向(北側)に戻るべきところを、東側に降りてしまっていたのです。



ここが低山の怖いところです。

最初からなめてかかるので、何も持っていないのです。手袋も水も。靴さえ普通のもの。


足はパンパンに張って、ガクガク状態。息はあがる、汗びっしょり、とうとう動けなくなってきたのです。

このまま体力尽きてのたれ死ぬかと思ったくらいです。


開き直ってしばらく休憩を取り、横の方向へと少しづつ進んで、ゼイゼイ言いながらも
必死に登り、どうにか元のルートに戻ることが出来ました。

結果、右足首を痛め、右ひざ靱帯が少し伸び、太ももが半端ない張り!(極度のうさぎ跳びの後のよう)
その後2日間は上手く歩けませんでした。


もし、体力のもっとない老人とか、肥満の方だと、もっと悲惨なことになりかねません。
決して山をなめてはいけないと身に沁みました。


言っておきますよ。この山は決して登ってはいけません。
危ないです。また昇ってもご褒美の眺望もほぼないので、報われないでしょう。

もう一度言いますよ。決して登ってはいけません。



それにしても今週はついてないとです。歯は1本ダメになるし、山ではえらい目に合うし。
もうどんどんボロボロです。サケニスガルトヨー!


コメント (2)
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