行けたらもう一度行こうと思っておりましたが、何とか間に合いました。
四半世紀以上の長いお付き合いだったけれど、最終回のハルビン。
ひとりなのでカウンターに陣取る。
最終日はお客さんがいっぱい。多分常連さん多かったことでしょう。
まずはサラダ。今日はニンジン。
ピンクペッパーがアクセント。
スープ。
いつもはボルシチをオーダーするのだけれど、今日はポタージュを。
あまりに決まってボルシチばかりなので初めてかもしれない。
するとほうれん草が入った緑色のポタージュ。これもペッパーが効いて美味しい。
そしてメインはライスグラタンロシア風。
美味しいベシャメルソースにチキンやキノコ類がアクセントの味付け。
食べ進めるにつれて、もうこれでなくなってしまうんだと噛みしめてしまう。
そして、いつもは頼まないけど、最後なのでデザートを。
エスプレッソにチョコデザート。
えっ、勇気を出してデザート本当にいくの?!
このチョコレートが意外と大変だった。
やめときゃいいのに・・・半分くらいで糖分の飽和状態に。
一瞬立ち止まるも、お皿に乗っているピンクペッパー、岩塩、ミントの葉を食べながら・・・
何とか食べ進めてフィニッシュ!
長崎屈指のクラシカルな名店。
これ以上のお店はなかなかないかもしれない。
料理の美味しさとは別の意味で、このお店のすごいところは実は数々の人材を輩出したことです。
料理人やパティシエ、そして何人ものソムリエ。
お店は閉じてもその薫陶を受けた人材が何らかの形でみなさんへとsomethingを還元して
いるということです。目には見えない何かが脈々と伝わっていくことと思います。
「レストラン ハルビン」
ありがとう、それは確かにひとつの旋律であり、そして音楽だったと思う。