魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

受賞ワインは果たして良いのか?-セニョール・ド・ラ・トゥール

2020年04月23日 | ワイン 2020

今夜の試飲はこれを。

 

2017 セニョール・ド・ラ・トゥール

   (仏、ボルドー、メルロ種メイン、赤、千円台前半)

香りは黒系ベリーフルーツが引っ込み気味です。ハーブや野菜、シナモン、魚醤など。

 

味わいはしなやかに入ってきて、厚みはたいしてなく、柔らかですが平坦です。

タンニンも細かく少なめ、酸味もそう強くもなく、長寿ではありません。

しなやか、穏やかに飲めはしますが、ニュアンスが足りない気がします。

 

たくさん受賞したようなのですが、書いてあるのは・・・

●リヨン・コンクール2018 金賞

●ジルベール&ガイヤール2018 金賞

●シンガポール・アワード2018 金賞

●インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2018 金賞

●フランクフルト・インターナショナル・トロフィー 2018 金賞 

など賞を取っていで「金賞5冠」のモンスターボルドーという触れ込みで案内が来ています。

 

でも正直どこがそんなに良いのか私にはよくわかりません。

もしやこのボトルが良くなくて、違うボトルだと素晴らしいのかもしれませんので、

もう1本試してみたいと思います。ちなみにこのボトルはブショネではありません。

コルクは合成というかコルクくずを集めた圧縮コルクです。

 

とあるネットショップでは大袈裟なこと書いて販売しているところもあります。

ちょっと悲しい気分。

 

結局いろんな賞を獲ったかどうかではなく、自分でしっかりと飲んで決めていかないと

後悔します。もちろん賞も獲っていて、さらに美味しいものもいくつもあります。

最近は試飲会がコロナの影響でことごとくなくなっているのが心から残念です。

 

ちなみに「それどんげん味?」って思う方がいらっしゃいましたら、店頭にて

大セールで販売しますのでお問い合わせください。

 

 

 

昨日のマドゥバニ最終日行ってきました。

 

行列はなし。

 

チキンコルマは気持ちのこもった盛りでした。

こちらのカレーは公には何の賞も獲ってはいませんが、私の中ではもう何年もラリピノ3星です。

 

 

 

コメント
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