魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

dA LRT-五輪成功???

2021年08月13日 | ワイン 2021

今夜の試飲はこれ。

 

2019 d.A. L.R.T リザーヴ

  (仏、ラングドック・ルーション地区、メルロ種メイン、赤、千円台前半)

 

dAはドメーヌ・アストラックの略。L.R.TはLimoux Red Trialの意味。

セパージュはメルロー55 % シラー25 % カべルネ・ソーヴィニヨン20 %です。

 

香りはチェリー、ブルーベリー、プラムなどのフルーツ。甘草に絵の具、ハーブなど。

 

味わいはまあまあ濃いめでジューシー。タンニンはやや甘さも含み細かく充実。

酸味もちゃんとあってバランスも良い。濃いけれど特に重かったり渋かったりもせず、

スタイリッシュで飲みやすいでしょう。悪くはないけど、まだまだ魅力が発揮されるには

時間が必要だと感じます。

 

前回が2013年ヴィンテージで、次にいきなり2019年となったのでちょっと戸惑っています。

2013年はすごく良かったので、こちらも良くなっていくことは分かっています。

ちょっとだけ待ちだと思います。

 

 

 

世の論調では「東京五輪は成功した?」とか「感染拡大と五輪は関係ある? ない?」とか

流れてきておりますが・・・

 

えっとね、まずね考えてみましょう。

政府はワクチンの確保に失敗したため、接種スピードがかなり遅れました。

 

現在必死で接種数も増えてはいますが、これはまず国民の命を守る観点から、

どう見ても遅きに失しています。

 

あと数か月、せめてよその国並みに早ければ、「五輪開催も出来るかもなあ?」という

ことが考えられたでしょう。開催国としての責任感があればもっとスピーディーでなければ

ならなかったでしょう。

 

そのことをさし置いて、五輪は成功か失敗か?とか感染と関係あるか?とかそれは違うなあ。

論点ずらしだと考えます。

 

「はい、開催、終了しましたー、メダルはほらほら、過去最高数ですよー

と言ったところで、まあ競技数がかなり増えていますのでメダルの数も当然増えます。

そんなことで失政をカバー出来るかと言われると??? 元々が失策の延長上でしょ。

 

嘘で始まった五輪、さんざんケチを付けられた五輪、直前になってもいろいろありましたね。

もちろんお金も溢れるほどかかりました。潜伏期間が過ぎて、これからコロナ感染もさらに

勢いを増すかもしれません。

 

いきなり五輪は、はい成功しましたー、感染も広がりませんでしたー、とはどう考えてもならないよね。

そんなことを考えながら飲んでおりました。

2回目のワクチンも打つことが出来て、幸い副反応もほぼ問題ない範囲でした。

まずは早く多くの国民に行き渡ることが望まれますね。

 

そしてこの雨・・・ずーーっと降り続いています。通常は1日、2日で止みますが、この勢いで

ここまで降り続くのは滅多にないし、初めての経験かもしれません。

心配ばかりの日々ですね。せめて美味しいワイン飲んで心だけでも開放しましょう。

 

 

 

コメント (4)
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