魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

チキンコルマ2-マランジュ1er(V&S モレ)

2021年08月19日 | ワイン 2021

やはり行ってしまう。

 

中町にある「マドゥバニ」。

 

前回は定食だったので、今回はチキンコルマ2。

基本的にはふたつのメニューを交代で食べることにしている。

痩せなきゃいけないけどこのスパイスは欠かせない。

 

 

 

さて、今夜の試飲はこれ。

この部分もちゃんと読んでくださいね。だって今日のはすごいんだよ。

 

2017 マランジュ 1er ラ・フュシエール(ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ)

  (仏、ブルゴーニュ、ピノ・ノワール種、赤、3千円台)

 

輸入元のセールでブルゴーニュの1級畑(1er)がお安く販売できそうです。

1級畑って通常は5千円以上してもまったくおかしくないですし、有名&人気の村の

1級畑なら楽に1万円超えます。実はこの造り手はとても良質な上に価格もそう上がらず、

狙いめの穴ワインなのです。

 

さて、香りはチェリーやカシス、赤系の力のあるフルーツ、花の蜜、そしてコショウ、

革のニュアンスもほんのりとあって、熟すと肉や土などのニュアンスも出てきそうな感じです。

 

味わいは華やかでチャーミング。エキス分がしっかりとあって華やぎ+複雑味が

感じられます。このフュシエールの畑の特徴だと思います。

心が踊りだしそうなビューティフルな果実味と細かいタンニン、そしてきれいな酸味が

相まって(気持ち”僅かに”酸味が出ている状態)、媚びることなくお花畑のような

余韻と共に見事な味わいになっています。

今後5年程は楽しめるだろうと予測します。

 

 

通常はコート・ド・ニュイ地区の有名村の有名畑に人気が集中しますが、逆に

コート・ド・ボーヌ地区のさらにちょっとマイナーな村、マイナーな畑だとお手軽で

すごく美味しいワインに当たることがあります。その中のひとつでしょう。

美味しいブルゴーニュをぜひお楽しみください。買いです。

いままで良いワイン飲んだことない方がこれ飲んでみたらどんな反応するだろうなあ・・・。

考えると面白い。こういう正統な味を知ることが魅惑の道への入り口となるのです。

 

 

昨日の鹿島戦、V・ファーレンは涙を飲みました。鹿島はさすが王者。

いつかこの壁を越えてくれると信じています。

 

 

コメント (2)
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