魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

KTNチャリティー美術展-カンポ・アル・マーレ

2017年01月09日 | ワイン ~2019年
KTNギャラリーで行われているチャリティー美術展へ。





会場内はこんな感じで、多くの県内美術家による展覧会です。




何人か知っている作家もいらっしゃいます。



最初は何気なく見ていたのですが、素晴らしくてだんだんと引き込まれていきました。
みなさんさすがですね。





芸術鑑賞をした夜にはこれ。




2014 カンポ・アル・マーレ
  (伊、トスカーナ州、赤、3千円台)

香りはプラム、ブラックベリー、黒糖、革、深々と沈み込むミネラル、ミント、微かに火薬、
スミレ、シナモン、クローブなど。


味わいは濃くてまとまっています。酸も穏やかでタンニンも細かい。
そう長熟ではない気もしますが、10~15年程度はいけるでしょう。
濃いなりに透明感もあります。井戸の苔や日陰の植物、黒糖や革、寝かせた肉や動物っぽい
旨味もたっぷりと感じます。


このワインは2011年が傑作でした。2013年が暴れん坊、そしてこの2014年はまとまってしまい、
過去から察するに大人しめです。もっと暴れてもいいかとも思うのですが・・・。
逆にまとまって、今でもとても美味しく飲めます。ただ、ワイン自体の評価としては、将来性と
いう点において、そこまで高得点は付けないでしょう。

毎年素晴らしいワインですが、やはり年々によって個性が異なります。当たり前といえば
そうですが、それこそワインの面白さ、楽しさ、バラエティーの豊かさです。


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