魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

この世界の片隅に-マドゥバニ-エル・ヴィエホ ピノ

2017年01月10日 | ワイン ~2019年
例のこれ、観てきましたよ。



「この世界の片隅に」

戦時中、塗炭の苦しみの中、人々の逞しく生きる力強さが描かれています。主人公の声(のん、能年玲奈)、
性格のおっとりとしたところと、戦争という緊迫状況下での対比が出色でした。
じんわりときます。見ながら顔は泣かないけど、心の中で泣いているといった感じでしょうか。

話題になって上映館数も増えているようですね。
まあ、私もそれに乗せられて観てきた口ではありますけど。





食べ初め。やはりカレーもいかんばですね。





例のごとく例のカレーを。





チャイ屋マドゥバニのチキンコルマ2と定食。
やはり圧巻!






そして夜はこれ。




2015 エル・ヴィエホ ピノ・ノワール
  (チリ、ピノ種、赤、千円台前半)


ヴィンテージ変わりなので試飲です。2013→2015です。

香りはチェリー、イチゴ、スモモなどピチピチの赤系ベリー。そしてフローラルで、
どこかに革っぽさもあります。

味わいは明るい赤系果実味がチャーミングに輝く中にも、どこか落ち着きや慎ましやかさ、
よく熟した果実感があります。

もともとこのワインはあまりチリっぽくなく(ニューワールドっぽくなく)、フランスに
近いイメージでしたが、この2015年もそれを継承しています。
ただし、2013年よりは、ほんの気持ちニューワールド寄りです。
ブルゴーニュではなく南仏あたりのピノ・ノワールと言われれば完全にそう思っても
不思議ではありません。


2013年はまだ在庫があります。多分そちらの方が気持ち大人しく、落ち着きがあります。
紙一重程度の極めて微差で2013を支持します。が、この2015年もとても美味しいし、
コストパフォーマンスは良いので問題ないと思います。
もう少し熟成すると、ほとんど変わらなくなると思いますし、逆転する可能性もあるでしょう。
しばらくは2013年でまだいきます。すごく良いと思います。



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