魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ステンドグラス巡礼写真展-ヴァッレ・ダオスタ フミン

2017年01月12日 | ワイン ~2019年
まずは告知です。

いよいよ明日、1/13(金)~1/15(日)まで。
長崎市立図書館にて写真家、松尾順造氏による「ステンドグラス巡礼写真展」が行われます。

注目すべきはもちろん写真ですが、奥様の松尾薫女史のピアノ演奏が彩りを添えます。


詳細はこちらです。もちろん入場は無料です。


どんな曲が飛び出すかはわかりませんが、写真の名手とクラシックピアノの名手による
コラボの時間はきっと楽しいこととなるでしょう。3日間演奏があるようですので、
音楽を聴きつつの写真鑑賞という至福のひと時がありますよ。
私もどこかで伺おうかと考えております。せっかく観に行くのだったら、音楽演奏付きの時が
良いですよね。




さてワインは試飲が続きます。
今夜はこれ。




2015 ヴェッレ・ダオスタ フミン(カーヴ・デ・オンズ・コミュ)
  (伊、ヴァッレ・ダオスタ州、フミン種、赤、2千円とちょっと程度)

フミンという品種は珍しいですね。ヴァッレ・ダオスタ州の土着品種です。
カーヴ・デ・オンズ・コミュというのは農家の協同組合のようです。

フミン種は赤紫のしっかりした色調です。思い浮かべたのは南イタリアのモンテプルチアーノ種
の「ペトリエラ ロッソ」というワインを少し青くしたようなそんな感じに似ています。

香りはイチゴ、カシス、スグリ、など赤系ベリーそれがジャムやコンポートのように
濃厚に迫ってきます。絵の具やセルロイドっぽさもあります。肉や革はありません。

味わいは濃厚で開けたては青さ(茎、ピーマンのような)を感じます。時間とともにほぐれますが、
一般受けはちょっと微妙でしょうか。(私は構わずどんどん飲みます)
若干青さと酸味が気になるかもしれません。
フミンというブドウはまず飲めないので良い経験となりました。

この状態ですと、時間が要りますね。6~8年ほど待って程良くなってくると思います。
そうなると商売上は使いづらいアイテムです。ただ、待ってやると結構美味しくなりそうな
予感はします。この辺りが難しいところかなあ。
もちろんフミン不休の身体では飲めません。



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