魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

TVドラマ「神の雫」

2009年01月14日 | ワイン ~2019年
コミックで有名な「神の雫」がTVドラマとして始まりました。

皆さんご覧になりましたでしょうか。
実は私は原作のコミックをほとんど読んでおりません。


あまりに大袈裟でドラマティックなのはTVドラマですからしょうが
ないのですが、やはり面白さはありましたね。
見ながら思わず突っ込みが入りましたよ。ソリャアンマリヤロ!


登場したワインは

・04 リシュブール(DRC、どうも原作では99年らしい)
本当の花の代りに「百花繚乱」と例えられるこのワインをお墓に
供えたのは「粋だなあ~」と思いつつも、ホントに供えられていたら
こっそり持って行く人もいるだろうな・・・なんて野暮な想像も?
さらにたたき割った瞬間「あ~もったいない!!!」と条件反射。


・90 CH.ムートン・ロートシルト
ミレーの晩鐘に例えられたワイン。しかし大地の恵みに敬意を
払うなら90年ではなく82年、もしくは61、45年あたりだと思う。
90年はボルドーは大当たりだったけど、ムートン自体の出来は
さほどでない。しかし「別れのワイン」と例えた主人公の母が
亡くなった時のワインと聞いて思わずジーンとした。(ただ、
あんたはCh.ムートンのブドウ畑で本当に死んだのか・・・と
小一時間問い詰める?)


・シャブリ(ルイ・ジャド)
・シャブリ 1er モント・ド・トネル
(フランソワ・エ・ジャン・マリー・ラヴノー)

ラヴノーのシャブリをいかにも生牡蠣と合わないことで不味い
イメージで登場しましたが、これは素晴らしいワインです。
ただ、樽の効いた(特に新樽を使った)ワインは生の魚介類とは
相性が良くなくて、生臭さを強調してしまいがちなのです。
もちろん「それでも美味しい」と思う方はそれでもいいのですが、
避けた方が無難でしょう。(もちろん好みや感性は誰からも支配
されません。支配しようとする方が愚かでしょう)


あと評論家とおぼしき人の偉そーなこと!
いくら料理の評論家とて、ワインの評論家とて、偉そうなことを
述べても、自分自身では造っていなのです。「文句があるなら
自分で造ればいい」なんて、つい思いますよね。

そんな人間は実際に造ると、きっと見下してる造り手の足元にも
及ばないでしょう。他人に厳しく、えげつなく、冷酷で、プライド
が高く、鼻持ちならない、嫌な野郎に映ります。


・・・・・とふと考えると、私自身もそうやってワインを
選定しているわけですよ。ガーン!

自分自身のお店ですから、そうやって選ばざるを得ないのは
冷酷ですが、仕方のないことです。商売ですし、生活もかかって
います。・・・・・でもちょっと悲しい。

生れてきた人間には、それぞれの宿命や存在意義があると思う
のですけど・・・、生産され、この世の人々に飲まれるワインに
しても、その存在意義はあるのだと思いたいのです。

それをバッタバッタと試飲して切り倒している自分にも罪の意識?
に近い何かを感じてしまいます。

またこのドラマを見て、思うことがあったら書いていきますね。

コメント (2)
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仲間が増える

2009年01月13日 | ワイン ~2019年
男は黙ってカルメネール。


そんなわけでこれにしました。
そんなわけ~~???


2004 テラノブレ カルメネール ヴィンヤード・セレクション
  (チリ、カルメネール種、赤、900円台)

4年経っていますが、色合いは濃く、注ぐと泡もしっかり立ちます。

香りはハーブや厚手の熟したベリー、赤土、赤い花など。

味わいはこの価格としては濃く、充実しています。タンニンは細かく
味わいの邪魔はしません。酸はしっかりとサポートしだれることのない
果実味を支えています。高そうな品格でこそありませんが、十分に
満足度はあることでしょう。


本日は全国各地で成人式でした。
「ディズニーランドで成人式」なんてホント子供ですね~。

でもお酒が飲めますよ。もちろん美味しいワインだって。
ワイン仲間が増えるのかもしれません。そうだとしたら嬉しい
成人式じゃありませんか。  おめでとう!

ちなみに私が成人になりたての頃は、こんなに飲んべえ野郎では
ありませんでした。もちろんですともぉ。


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若い力

2009年01月11日 | Weblog
高校サッカー見入ってしまいました。

鹿児島城西高校すごいですねー。
決定戦は広島皆実高校と対戦ですが、多分鹿児島が勝つでしょう。
(しかし何があるか分からないのも勝負の世界ではありますが)
失点してもバリバリと攻めるサッカーは面白いです。

しかし高校生の元気の良いこと・・・・・私のようなおじさんには
到底無理です。高校生だったとしても当然無理です。
決勝戦を楽しみにしています。


それと、ジーコがロシアの1部リーグのチームの監督になるらしい。

私は思う。ブラジル人が寒いロシアでどれくらいいられるだろうか?
そう長くはもたないだろうなあ・・・と。(余計なお世話です)



さて、今日はインデントリストをいくつか見ていましたら、
案外安くなっているのに気付きました。
まあ、下げないと世界的にも売れないと思います。
ここにきてボルドーの03や05年を買っておこうか?ちょっと誘惑され
そうで怖いです。ブルゴーニュはまだ拾いものも少ないようです。


通常商品の方も各社値下げの連絡がボチボチと入ってきております。
ただ、値下げといっても微々たるもので数%~1割程度のものが
多いです。

新たにリリースされるものが徐々に下がっているようですので、
若いワインがお買い得となるでしょう。

「若い力」の方が「買い!」なのですよー。

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楽しみな力

2009年01月10日 | ワイン ~2019年
「マスカット・ベリーA」というブドウ品種は日本特有のもので、
されど、「これぞ!」というベリーAに出会ったことはなかった。


そして、今日はトライしています。


2006 シャトー酒折 マスカット・ベリーA
   (日本、マスカット・ベリーA種、赤、1800円)

あるマイミクさん(ミクシィの友人のことです)のご紹介で購入できた
国産ワイン。


イチゴやチェリーの香りに肉系の旨味のする香り。

味わいも明るくフレッシュな赤系ベリーに旨味が見事にのっています。
ミディアムボディ、重くはありません。
ただその旨味は意外と厚みがあって(多分樽の使い方がほど良く上手い
と思う)、南ブルゴーニュの、例えばサントネー、マランジュやジヴリー
あたりに感じる獣臭感に近いイメージがします。

このご時世、とても良く出来たベリーA種のワインでしょう。


裏ラベルに2006年は収穫時に雨が降ってしまい、難しい年となり苦労
した旨の説明がありました。
難しい年でこの出来ですから、天候に恵まれたらもっと素晴らしい
ワインになるでしょう。


もうひとつ上のクラスの「キュヴェ・イケガワ」も入手出来たので
飲むのが楽しみとなりました。


日本のワインも将来有望かもしれませんが、明日の高校サッカーも
有望な選手がいそうです。楽しみは多いほど嬉しいものでしょう。

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怪しい階段

2009年01月09日 | ちょっと怪しい
街中で見つけました。


はて、この階段と手すりは何のためにあるのでしょう?

ここでオペラでも歌う・・・・・違うか。

うーーーん、
正解は・・・・・「雨宿り」でしょう。多分。


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甘と赤ワイン

2009年01月08日 | 美味しいもの
ちょっと変わったお店がある。

浜の町アーケードからとある路地をちょっとだけ入り、人がひとり
やっと通れるくらいの狭い階段を上ると辿り着く。
12人ほどで満員の驚くほどささやかなお店だ。


店主がソムリエとパティシエをやっているので「ソムパテ」。
人気もあるようでお正月でも満員。それが案外男性客も多いのだ。

甘いのがちょっとした食べられないおぢさんも、今日は奥さんを
連れてチャレンジだよ~!


写真はチョコレートのテリーヌです。
赤ワインはカラフ(375ml)で。


カカオの多いチョコなので深みがあり、滑らかでフルーツと
一緒に食べます。もちろん赤ワインとの相性はgood。
甘いの得意でない私もスイスイと?半分は食べられましたよ。



そしてこちら。



洋ナシとキャラメルアイスのミルフィーユ。

こちらは赤ワインとはマリアージュはしないけれど、反することもなし。
むしろ甘口の白やコクのある(樽ののった)白もいけるかも。

家内と一緒だったので十分に食べられたけど、おぢさんひとりでは
さすがに持て余すか?
ちなみにチーズやナッツの甘くないものも一応ありました。


しかし味も良いし、こんなお店、女性を連れて行ってあげたら
きっと喜ばれる~???

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相変わらず

2009年01月07日 | ワイン ~2019年
今年のはじめとしてまずブルピノから飲みましょう。


これ。個人ストックです。

1993 ヴォルネー 1er ロンスレ(ジャン・マルク・ブレー)


1、2年前に買ったワインですが、年取って落ちることもなく、
かといって新たな魅力が出てくるわけでもありません。

良くいうと、柔らかで優しいピノです。
でも物足りなさを挙げると、果実味の厚さが足りず、酸がやや出て、
ちょっとだけ鉄分すらあり、大した面白みもない。

やはり濾過が原因なのでしょうか。澱もほとんどありませんし。

しかしプルミエ・クリュですよ。一応。
それで魅力がこの程度?とは・・・まっブルゴーニュではよく
あること。


ジャン・マルク・ブレーはもともと派手な造り手ではなく、
コート・ド・ボーヌのヴォルネー村ですからね。優しくしなやか
なのですが、この年がいまいちなのも原因でしょうか。

「相変わらず」の味なのでしょう。世の中の景気も、もちろん
我が家も、悪くなることなく「相変わらず」で今年も何とか
やっていきたいと思います。

まあ、何と地味なスタートなことでしょう!

まあ、いいっかぁ。

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まだ生きている

2009年01月06日 | ちょっと怪しい
この季節は草もたいしたことなく、といってもこの季節で
この状態だから、生い茂りだす春以降は探索は無理だ。

クモ、虫、蚊、トカゲ、ヘビ・・・・・
女子供にはおすすめしない。
オレのそばにいると火傷するぜ!!!

それでもどうしても行ってみたい!という勇者の方、
お連れしましょうか。


さて、「歩こう 歩こう 私はー元気ー!」と歌いながら
草の道を100メートルくらい歩くと、タイトル写真の風景
に出合います。崎戸炭鉱ホッパー跡(貯炭施設)です。


そばへ行きましょう。

お~~、別世界が広がってきました。(写真をクリック)




5階建てのビルくらいは軽~くあります。



さて、左方向へ突入します。




空気が違いますね。


さて中へ入ると・・・こんな世界。(下の写真をクリック)





いいですね~。光と影、美しいです。
やはり来た甲斐がありました。


ここは入口が目立たなく、夏場は入れないため、廃墟につきものの
アホくさい落書きもないのです。(もう誰も来ないでください)





おっ、こんなの発見。



錆びてボロボロになったボルトのようです。
宝石よりも美しい!と感じるのはビョーキなのかもしれない。

貝がその中で真珠を育むように、無人の放置された時間が鉄を育み
美しく錆びさせてもいいのではないだろうか。

持って帰りたくもなるのですが、廃墟ファンのためにそっと
「キャッチ&リリース」(うそ、キャッチもしません)です。



そして、崎戸の名物、2本の煙突を空間を通して見てみます。



普段、煙突だけを見るのと違う感じがします。


この空間は・・・・・まだ生きているのです。


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さっそく

2009年01月05日 | ちょっと怪しい
さっそく行ってきましたよー。


まずはこれを食べます。




<ミスター・さいかい丼>としての年始のお仕事でしょう。
崎戸町「伊達本舗の五島灘丼」です。さいかい丼フェア―中でなくとも
いつも食べられます。(1050円ですよー)


やはりすごいボリュームです。刺身はプリプリとして弾力十分。
タイ、ハマチ、タコ、イカ、エビ、ウニ、サバ龍田・・・小鉢、サラダ、
アラカブ(カサゴ)のみそ汁もいいですね~。


そしてその後、やはりここへ来ると行かねばらなぬところが・・・。




この景色を見下ろせる残された遺跡・・・というか廃墟です。




後方を見上げると・・・これがそそり建っています。





多分、今年壊されますので行けるのは今のうち。
しかも夏場は草が生い茂り、蚊やクモや虫も多く、行く手を遮ります。
草の枯れた冬場だけ解禁され、辿りつける別世界です。
しかもその道はあまり知られていないので、保存状態が極めて良いのです。

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パンパンパパン~パパパパ・・・パン?

2009年01月04日 | ちょっと怪しい
家計簿をつけていた家内の手元に、
こんな怪しいレシートを発見。


年末にパンばかり買っていたんですねー。


ここのパン屋さんは、「食パン」以外はすべて「パン」の表示と
なるのでしょうか。


楽しいです。


さて、このパン屋さんですが、高級感こそないものの、柔らかく
フワフワで、親しみやすく、学生の頃から食べていますので
大好きです。地元の味で個性もあって、他に代わりがないお店です。

ただし、店主のおじちゃんですが持病があって、きまぐれで、休み
が多く、いつ開いているのか分からないのです。
それでも地元の人たちに愛され、ずっと続いています。

そんなのもいいでしょ。


ところで本日はラーメンの食べ初めをしました。

今年最初の1杯は「思案橋まるよし(浜の町まるよし)」でスタート。
一番デフォのお店からはじめます。
本日は軽やかな出来でスイスイといけました。
美味しかったよ~。

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新年の祝杯!

2009年01月03日 | ワイン ~2019年
まず新年を祝うのはこれです。


NV Gruet Brut(グリュエ ブリュット)
  (USA、白泡、ブラン・ド・ノワール、2千円台前半)

溌剌として弾けそうな果実味、さわやかなライムやシトラス、
日に照らされたワラが少し、そして石灰など香ります。

味わいは若くクリアな中にコクと旨味があり、ドライでちょっと
厚みもあります。

ウ・マ・イです。

本物のシャンパンのスタンダードクラスに負けないほどに、よく
出来ていますのでお奨めなのです。

今年もお手軽で、コストパフォーマンスが良く、美味しいワインを
探していこうかと心に決めました。


本日お休みにもかかわらず、早くも留守電にワインのご注文を
頂きました。有難いのと嬉しいのとで配達することにしました。
やはりお客様あっての仕事なだぁ、と実感。


さて、お正月には、美味しいもの、廃墟探検、音楽などやっておき
たいことを頑張ってやります。ブログでも書いていきますよー。


高校サッカー、長崎代表の長崎日大高校は惜しくも敗れました。
ちょっと悔しいけど、この先が楽しみです。


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あけましておめでとうございます!

2009年01月02日 | ワイン ~2019年
あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


写真の表示が小さく映っている方はぜひとも写真をクリックして
拡大してご覧ください。1月1日 長崎市外海町の海です。

雪も舞った今日、曇り空の中から差す日が美しく海を照らしています。

暗いニュースの昨今、こんなに明るく1年を照らしていけるように
張り切っていきましょう。


美味しいワインを飲んで人生を明るくしましょう。
そして、好奇心旺盛の「ちょっと怪しいシリーズ」、「美味しいもの
シリーズ」、そして「音楽シリーズ」、「サッカー」とさらに深み
を増して進んでいくぞー!と考えております。

たまにはグチを書くことがあるかもしれませんが、よろしくお付き
合いください。


今日は天皇杯サッカーやお笑い番組が楽しかったですね。
明日も箱根駅伝、高校サッカーなどで盛り上がるでしょう。

そして明日は心機一転、楽器店に弦を買いに行って、ギターの弦を
張り替える予定です。

心新たにスタートして良い年にしたいなぁ。

で、ワインは何を飲むかって・・・?
それはまたあした。

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