晴れて大学生になった喜びもあって、
入学と同時に
校章の入った黒い大学のオリジナル手帳を買ったわたし。
だけど、
十分使いこなすことなく、
あっという間に机の奥の方にしまいこんでしまった苦い思い出があります。
でも一方で、
わたしのその後の手帳ライフにとっては、大変大きな出会いがあった年でもありました。
その手帳とは、
これまで何度かブログでも話題にしたこともある
Letts社の
↑これは2017年版。来年の手帳ではありません。どんな種類があるかだけチェックしてみてください。
Letts Diary genuine Leather 33SJ 4104円です。
皮装丁の
ポケットダイアリー。
表紙は当時から革製と紙製があり、
わたしは背伸びして革製を購入。
貧乏学生としては、恐ろしく大きな決断でしたが、
あとから考えたら、皮装丁のを選んで正解でした。
皮の手触りの良さが、手帳への愛着を生み、
手放せない存在にさせたからです。
そのLetts Diaryとの出会いの場所となったのが、
神戸三ノ宮にある「ナガサワ文具センター」でした。
わたしたちが大学に入った頃は、
海外旅行が学生の間でも盛んになって来てはいましたが、
それでも外国のものは特定の場所に行かないと目にできず、
手に取ることもできない時代でした。
「舶来」という言葉にまだまだドキドキした世代です。
けれど、
「ナガサワ文具店」には、
当時から外国の有名な手帳が並び、
舶来の万年筆や皮革製品のトレー、文具などがガラスケースに入っていて、
かなり高級感のある、神戸らしいモダンな文具店の雰囲気がありました。
三宮に行った日は、必ず足を向け、
思わず手に取ったり、覗き込んだりして、心をときめかしたものでした。
神戸においては、
わたしの特別な場所のひとつだったと言っていいと思います。
今回、
三宮駅を降りて、そごう向かいの三宮センター街の文字を見つけた時は、
無性に懐かしく、
すぐにナガサワ文具に行ってみたくなりました。
ところが、
30年前にここにあったと思っていたところに行っても見当たらず、
ちょっと不安に。
もしかしてわたしの記憶違いかもと、
近くの靴屋さんのご主人に訪ねてみましたら、
向かいの店を指差して、
「前はここにあったんやけど、
今はジュンク堂の3階に移転したんや」と。
そのご主人が指差した場所も、
そもそもわたしが記憶していた場所ではなかったんですね〜。
30年以上も経つと、記憶がかなり曖昧・・・・。
まあ、とにかく言われた通りジュンク堂3Fへ。
すると、3Fのワンフロアーにありました！！！
場所の移転もあって、店の雰囲気は変わりましたが、
舶来の高級品は、やはり特別なコーナーに。
Letts社の手帳もやはりそのコーナーにありました。
もちろん、大きな文具店に行けば同じくLetts社の手帳は手に取ることができます。
けれど、
ここ「ナガサワ文具センター」で見るLettsの手帳は、
わたしにとってはちょっと特別な存在なんですね〜〜。
なんかめちゃ嬉しかった〜〜。
だからといって今のわたしが使うかというと、
それはNO!なんですけど、
学生時代に、
自分の生活を律し、管理するという術を身につけることができたのは、この手帳のおかげだと思っています。
さて、その移転した「ナガサワ文具センター」。
実は今回、かなりの衝撃を受けたのです。
わたし、関東でかなり大きな文具店をいくつも回っていますか、
その中でもここは、品揃えがなかなかユニークだと思いました。
品数も多く、文具好きはかなり楽しめるのではと思います。
こんな文具のコーナーもありました。
KOBE TARTANシリーズ。
KOBE TARTAN ステイショナリー
神戸開港150年を記念して、
神戸の街をイメージし製作されたチェック柄『神戸タータン』。
この「神戸タータン」を使った各企業とのコラボアイテムがいろいろ販売されていました。
その中で、わたしが手に取ったのはもちろん、
A5サイズ、方眼のノートです。
爽やかなブルーのタータン。
表紙に光沢があって、なかなかおしゃれです。
中は、5ミリ方眼。
ただし、
上下はこんな風になっています。
50枚100ページ、550円＋税金。
他にも同じタータンチェックの文具がたくさん。
神戸って、こういう文具でも、なんか一味違いますね。
何でもかんでもおしゃれなんですよね。
「KOBE TARTAN」、神戸のお土産として文具好きにあげるのもいいなと思いました。
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