どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(207) 宮本輝『幻の光』を読んで

2018-02-23 02:59:32 | 書評
       (宮本輝『幻の光』に見る文体の魅力)      ずっと前に読んで、いつか『幻の光』の魅力について書きたいなあと思っていたのだが、今日まで延びてしまった。  やっとこの作品に向き合う気持ちになったのは、自分にとってもいい傾向かなと内心喜んでいるところである。  ぼくは宮本輝の小説に出会って以来、彼が産みだす多くのことばに魅了されてきたが、今回もまた『幻の光』の文体にまず目が . . . 本文を読む
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