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どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

思い出の連載小説『折れたブレード』(4)

2023-11-10 02:28:01 | 連載小説
     (消えた風紋)    市民会館で目にした江戸手妻師の印象は、翌日になっても正孝の脳裏から離れなかった。  昨夜のネオザール社との電話では、堂島という男の風貌をしっかりと確認することはできなかったが、写真などでもう一度突き合わせる必要を感じていた。  そのためには、パンフレットで目にした手妻師一門の弟子の舞台姿を探すことだ。  調べてみると、艶子の母親が似ているといった . . . 本文を読む
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