山寺の長い石段をヒーフーいいながら登ってゆきます。
さすがに人は少ない(^益^)w
鬱蒼とした木々に積もった雪が溶けて、そのしずくがボタボタボタ・・・。
石段は氷ですべりやすく、息を切らせながら登っていると上から水がたれてくる~(゜゜)
しゃて、今回の旅で読んでいる詩は約300年前に書かれたものです。
詩人のアレクサンダー・ポープは、18世紀英国において主流であった「古典主義作家」の代表格です。「古典主義」とはなんじゃらホイ?・・・それは「ロマン主義」とワンセットで御説明しませう。
拝啓 厳しき冬も去りて花粉の季節の到来なり。舞い散る桜吹雪に涙と鼻水にくれるそなたの姿思い出しければいとしさ増し、今年も是非お会いしたく御座候。敬具
軒先のつららが溶けてしずくがたれています。花粉症はいかがですか?またお花見に行きましょう。今度は箱でティッシュを持っていけばいいじゃないですかぁ。メール待ってま~す♪
前者が古典主義的手法であります(ホントカヨ) 規則を重んじ、均整の取れた形式美を追求するのです。「拝啓」から入って、時候の挨拶から入るのが基本形ですねえ(^益^)
後者がロマン主義的手法。形よりも、感情のほとばしりを重要視します。想像力も大切で、溶けかけたつららからたれるしずくが彼女の鼻水を連想させるなんて大胆な構成になっていますね(^^)
詩のみならず、音楽でも絵画でも、庭でも建物でも古典主義とロマン主義の対立的構図があります。
人間は、どんなものでもそういったふたつの傾向を持っているのでせう。
さ~て古典主義作家の親分、ポープの詩がどんなものか、次回以降を待て^^;