さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

三王岩とカフェすいか

2019年10月02日 | 東北シリーズ



田老の観光スポット、三王岩までやってきました。道の駅にあった観光案内所で唯一
お勧めしてもらったところです。4年前はまだ町全体がズタズタで、観光どころじゃ
ありませんでした。ようやく道も整備されたようです。

さて片道徒歩20分あまりという。往復40分、滞在10分とすると、昼飯を食べることを
考えるとギリギリ。久慈から三陸鉄道でやってきて、今日の目的地は宮古。田老は
途中下車で、次の電車が1時間30分後なのです。サッと行って見てサッと帰って
ぴったり。忙しい。しかしその次の電車はさらに2時間後なのである。ま、岩まで
行ってから考えよう。



湿度が高くて、汗がボタボタ。。。



左にある、道路に半分乗っかってる岩、200㌧以上あるそうですが、津波で30㍍も
移動したそうです。地元の高校生が写真を見て発見したんだって。



手前は重茂半島。ここが本州最東端だそうです。こんな景色を見ていて、この上にある
展望台まで行くことにしました。電車はさらに2時間後でいーや。ゆっくりメシも食おう。



右のでっかいのが男岩、左の小さいのが女岩だってさ。「夫婦岩」とか「夫婦杉」とか、
必ず大きいほうが男だよね?そりゃあ平均すれば男のほうが大きい。しかしだな、俺は
小柄なので、お付き合いしている女性のほうが背が高いこともあるのである。体重と
くれば、俺のほうが軽いことも多いのである。食べる量なんて、まず俺のほうが少ない。
肝っ玉も俺のほうが小さかったりして。だからこういうのを見ると、なんかなー。



手前は「太鼓岩」だそうです。バーでウィスキーを飲むときのロックアイスみたいだけど。



展望台まで登ったものだから、滝のような汗。水分を補給せねば。



さっき通過したときに気になった、ぽつんと立っているカフェ。入らねば。



うわー!出てきたのがパツキンのおばちゃんだー!200m四方に誰もいないから、
これ見てすぐに出て行くわけにもいかないよねー。裏通りのスナックのドアを開けたら
「失敗だ!しかし入った以上帰れねえ!」と内心慌てている以上の「やっちまった感」。



ランチがなくなったというので、スイカジュースを注文。旨い。もともと大好きなところ
喉も乾いていたのでうれすい。しかしひなびた場末の居酒屋専門の俺にはものすごい
アウェー感。リスボンの街はずれのレストラン、アイルランドの田舎のパブなんかじゃ
よそ者の東洋人が入った瞬間に地元客が全員会話を止めて、横眼の視線を感じたときも
飲み始めりゃさらりと同化したもんだが、これは精神的距離が遠すぎるだけに恐ろしい。



カリフォルニアの人で、クリスト教の宣教師だとか。遠すぎる。。。
なんか宗教関係の仲間らしい女3人連れが入ってきて、あちらで会話が始まる。
清らかな方々の集まりの横に、黒い尻尾がはえているおっさんがひとり。。。



3人のためにランチを作るという(俺ひとりのためだと作らなかったのだが)。
「食べますよね?」と言われれば食べましょう。何が出てくるのかわからんかったが、
出てきたらこういうアウェー感をさらに増幅するものが出てきた。女3人は「わー!
かわいい~♪ おいしぃ~♪」などといちいち歓声をあげる。そうすべきものか?
俺は居酒屋で、カウンターでひとり他に誰もおらず、つぶやき声でやりとりができる
ようなときに「ん、これはうまいな・・・」とか本当に思ったときだけ言うけどね。



「ケーキ食べます?」と、目と口元が拒否の返答を全く想定していない表情である。
アメリカンな手づくり料理でした。人生の経験値が増えたぜ。。。