友人が「ニューカッスルを舞台にした映画をやっていますよ」と教えてくれたので、
我が懐かしの心の故郷の映像を観よう思い立つ。上映しているのは新宿TOHO、
コマ劇場のあったところだ。しばらく行っていないので、どんな建物になっているか
グーグルマップで見てみたら、ありり!?歌舞伎町の噴水があったところはまだ
工事中で、奥には懐かしいミラノ座の建物があるじゃないかっ。こりゃだいぶ古いぞw
ミラノ座に近づこうと一歩進んだら、あれっ! いまの景色になったぞ( ゚Д゚)・・・
ちなみにいまはこのようになっています。(私の撮った画像)
振り返ってコマ劇場のあったほうを見ると、むむ、ゴジラがないぞ?
マップで少し動くと、おお、ゴジラが見えた~。この一歩動くと時間がずれるって、
まあしかたないのか~。
そういえば、しばらく前に見た気仙沼はどうなってるか、と見てみた。
あああ、まだ震災後の景色のままだーw
期限が切れてなくなった仮設商店街がまだあるー。
あああ、携帯電話で話している人は、亡くなられたヴァンガードのマスターでは???
しゃー!津波のあとにがれきを片付けたあとのまま!朝ドラの「おかえりモネ」では
新しく出来た町の様子が出てきていたが、グーグルマップは、ずっとこのままかっw
話がすっかり脱線しましたが、映画館で観たのはコレ。私が生まれる前のニューカッスルを
舞台にした映画です。
主人公のじいさんは、BBCの受信料を払わないで捕まったりします。NHKと違って、
あちらでは取立人が家の中まで入ってきて、テレビがあって受信料を払わないとすごい
罰金を科したり、しまいにゃ刑務所に送られるのです。(。-`ω-)
貧乏な老人たちがテレビを見られるように、じいさんは名画を盗んで金をふんだくって
やろうと企てます(;´・ω・)
裁判の場面で、じいさんが冗談を言うのだが。。。
わしが高校生の頃、Joseph Conrad の Heart of Darkness(闇の奥と訳されています)
を読んで、Sunderlandに行ってみた。(ここで傍聴席から笑い)
【解説】
コンラッドの小説「闇の奥」の舞台は、19世紀末、ヨーロッパ列強が世界中に植民地を
広げていた時代でした。船乗りのマーロウは、世界地図を広げ、その頃最後に残って
いた空白地(いまのコンゴ)、すなわちヨーロッパ人がまだ開拓(侵略)していない
アフリカの一番奥地を見て、そこに行ってみたいと冒険心をうずうずさせていました。
とある貿易会社が象牙を集めてくるようにとそこに派遣した社員クルツが音信不通に
なったので、連絡員としてマーロウが雇われたのでした。マーロウはアフリカの奥へ
奥へと進み、途中の支所でクルツが書いた『未開人を文明化する計画書』を発見します。
クルツは未開人を使って象牙を集めながら、本社とは連絡を断ち、何やら理想に燃える
活動を始めているのか?
マーロウがクルツのいる奥地に到着すると、その建物の前には未開人らの首がズラリ。
彼はそこでぞっとするような暴君となっていたのでした。マーロウが「闇の奥地」で
見たものは、人間の心の奥の闇であった。。。
(フランシス・コッポラ監督によって、ベトナムを舞台とした「地獄の黙示録」として
映画にリメイクされています)
話は変わって・・・
ニューカッスルの人々、通称ジョーディーたちは、隣町のサンダーランドと仲が悪い。
お互いの町から来たとわかると、からまれたりいじわるをされたりします。サッカーの
ダービーマッチでは、サポーター同士で罵倒し合い、喧嘩します。もう誰もがお互いを
からかい、悪口を言います。大人げないけど、ずっとそうなんですーw
というわけで、映画『ゴヤの名画~』の主人公は、ジョーディーなので、『闇の奥』を
読んで、サンダーランドに行ってみた、なんてふざけた冗談を言ったのです。傍聴人
たちが何で笑ったのか、わかりませんよねー(^益^;