すっかり恒例となった、甲府ー諏訪ー伊那の酒場巡りです。年に何度か行って
いますが、2月から北海道にプチ移住ですので、その前に御挨拶をと^^
到着して昼食には甲府名物の「ほうとう」を頂きます。駅前にあるここに入るのは
初めてです。
民芸調で味わいのある店内は地元の老人たち、観光客、サラリーマンなどで
賑わっておりました。斜め向こうのじいさんグループは、ゴルフ、職場の話、
人の悪口と大声でうるさい。楽しんでいるならまだましなんだが、女性店員に
ひどく横柄だったので、せっかくのほうとうの味がまずくなるっての。
これは「かぼちゃほうとう」という一番スタンダードなやつ。かぼちゃが見えて
いませんが、下にゴロリとありました。麺は太い平打ちうどんです。
甲府は宝飾品製造の長い歴史があるんです。こちらで採れるのは水晶ですが、
あらゆる宝石を加工して精巧なジュエリーを製作する技術者がいるのです。
以前に酒場でアフリカに宝石を買い付けに行く仕事をしていた人と隣り合わせに
なったことがあります。その人はあるときアフリカの空港のトイレで細川元首相と
行き合わせて「並んでシッコをした」と何十年も自慢しているじいさんがいました
ね~^^;
この博物館は撮影禁止。甲府の宝石産業の歴史の説明、鉱物標本の展示、そして
いろんな宝石も並んでいました。面白かったのは、人間国宝レベルの職人さんたちが
どんな作業をしているかを描いたドキュメンタリービデオでした。
ホテルの窓からは富士山がよく見えました。甲府からだと裾野は見えないのです。
空気は冷たいぞ。甲府は山の中の盆地。夏は暑くて冬は寒いんだw
しばらくしたら雲がなくなったので再び撮影。
アップにするとこうだ~^^
夜は久しぶりに「くさ笛」に。テレビに続けて出たせいか、いつも満席なので
2年ぶりくらいか。名物の女将さんはあいかわらずとっても元気。カウンターに
ずらりと並ぶ客のひとりひとりに声をかける心配りが素晴らしい。そしてもう
80もゆうに超えていると思うのだが、シャキシャキしていて客と酒を飲む飲む(≧◇≦)
是非いつまでもお元気で。(^益^)w
そしてダンディーなマスターの「ノア」に。ここに来るためにいつも甲府に泊るの
です。前回来たのは11月。あちこちの酒場を繰り返し訪れる私にありがちなのですが、
前回の話題を出すと「あ~そんな話をしたなあ。あのあとね・・・」と懐かしい記憶を
思い出すのがお互いにあるのです。「そんなこと言ったっけね(^益^;」と、お互いの
プライバシーはほとんど知らないのに、意外にいろいろとお互いの事情を知って
いたりする関係。それぞれ持っている知り合いや人間関係にどちらも触れることがない
ので、少々気を許しても他に伝わってしまったり後に気まずい思いをする恐れも少ない。
だからついいろいろ話してしまうこともある^^;「友達」というのとはまた別な
親しい不思議な関係があるのです。