さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

「居酒屋ちゃんりこ」は大賑わい

2018年05月21日 | 北海道シリーズ



釧路の夜、二日目の出動だ。前夜はワインだったので、今宵は当然地魚、地酒のある居酒屋。



「ちゃりんこ」だって。ネーミングはいまいちの気がするが、評判はよさそうだ。



若者が何人も働いている大箱。カウンターの真ん中あたりに席をとる。元気な青年が
一生懸命たくさんの「本日のおすすめ」を説明。それを尊重して魚の煮つけをスタートに。



刺身はサーモンとオヒョウ。オヒョウは網走の寿司屋で「最近は捕れない」と言われて
残念な思いをしたが、ここにはありました。ここの刺身はとても分厚い。東京ではまず
ないほど。しかも新鮮この上なく、しっとりとしていて極上品だ。ちなみに画像だと
少ない雰囲気でしょ?右のオヒョウなんて、「2切れか?」と思っちゃうでしょ?
どちらも4~5切れあったんです。これ見よがしに広げないところがいいねえ。



釧路の地酒といえば「福司」。寒いのでお燗に。左に座っていた青年は、どうやら立派な
大学を出て、この春に根室の中学か高校の先生に採用されたらしい。向こう側におじいちゃんと
おばあちゃんを連れてきていて、ご馳走している様子でした。じじばば孝行、それは
この上ない親孝行になるでしょう。前途洋々。



期待していた生牡蠣は「普通」でした。翌日に厚岸に行くので、牡蠣はそっちでだな^^;

左の孝行青年の御一行は帰り、カウンター私の両サイドは誰もいなくなった。その頃、店には
次々に客が入り、後ろのテーブルは満員状態に。注文が立て続けに押し寄せ、目の前には
注文のメモがずらりと並べられた。大将の目は厳しくなり、料理をしながら次々に指令を出す。
働いている4~5人の青年たちは、1秒も無駄にせず、ピリピリと緊張した空気であちこちに
動きながら働き続けていた。

カウンターから後ろのテーブル席に、どんどん料理が運ばれる。俺の両サイドは空席なので、
目の前で調理された料理が右と左を次々に通過する。大将は料理をしながら青年たちに指示を
繰り返し、料理が出来るたびに大声で呼び、青年たちは俺の左右を行き交う。こりゃあ台風の
目だ。巨大な渦潮の中心だ。



限定品の「底力」という酒が短冊に出ていた。地酒の福司の製品だそうで、こりゃあ
飲むしかなかろう。ちなみに「海底力」と書いて「そこぢから」と読ませるのです。
なのにこの店では「底力」と書いてありましたねーw

これは旨かったのでお土産に一本買いました。その説明書きによると、「海底炭鉱の坑道で
貯蔵された酒で、紫外線に当たらない環境に貯蔵することで、軟らかくまろやかな味わいに
仕上がっている」そうです。そういえば青函トンネルで貯蔵されたワインなんてのも飲んだ
なあ。山の中にある旧日本陸軍の秘密工場で寝かされた酒もあったし、中国の深い鍾乳洞で
熟成された酒も飲んだなー。俺の肝臓も、深い所で熟成が進んでいるのかなー。



せわしなく料理が通過するカウンターの中央に座っていたら、目の前を旨そうな「ししゃもの
唐揚げ」が通過した。迷わず「ししゃもの唐揚げ下さい^^」と注文。まるで回転寿司の
カウンターを見ているようなものなので、落ち着かなくてもこういうメリットはある(^益^)b



狙っていたバーはついに見つからず。どうやら閉店していたようである。今宵は一軒目で
だいぶ飲んでしまったので、帰ることにした。



さりげなく、こういう風俗店もある釧路でした。「ニュー東京」なんて笑えるネーミング
なので、つい撮影^^; むかしこういう店にカメラを向けたら、客が出てきたことが
あったなー。そりゃ怒られる。(^益^;



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