さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

シエナの聖女伝説 ~イタリア紀行21

2010年11月06日 | イタリア

聖カタリナの生家

 シエナを訪れたかった理由のひとつが、この地に残る聖女の伝説、聖カタリナの生家に行ってみたかったからだ。

 時は14世紀中頃、シエナに生まれたカタリナは7歳(小2でっせ)で幻視体験をするようになりました。宗教的法悦状態にあるとき、彼女は針を刺してもわからないほどであったとか。

              針さすなよ… どこに刺したんだよ*゜益゜*

 
まだ子供だっていうのに、神に純潔(virginity)を捧げる決心したあと、孤独のうちに信仰生活を送り、21歳で彼女のもとに姿を現したキリストと神秘的な「結婚」をしました。キリストのプロポーズ(!)の言葉が

I will espouse thee to myself in perfect faith.
 
 
~われ汝を完璧なる信仰(信頼or誠実)のうちに娶らん

…ときたもんだ…。こういう雰囲気でケッコンしたクリスチャン、わたしはひとり知り合いにいますw(゜゜)w

 
キリストは彼女の指に素晴らしい宝石の指輪をつけたが、他の人には見えなかったとか。その後彼女はジーザス旦那様の導きに従って人々を救い、各地を巡り平和活動を行ったそうです。33歳で食べ物、飲み物を受けつけなくなり、歩けなくなると傍らに悪魔が姿を現し、闘ったそうです。そして死んじゃいました。

 彼女が描かれている絵は、ドメニコ会修道女の白の衣と黒のマントに身をくるみ、手に十字架や百合を持ち、悪魔を踏みつけていたりします。



 さて、聖カタリナの家は、修道院になっています。すんごく入りにくい気がしました。男の坊主なら、「ふざけんなよ」という気がして喧嘩してもいいですが、尼さんはいけない。清らかな空気は誤魔化しがきかないのだ。いんちきくさい権威や理屈には闘うこともできる。しかし隅っこから小さな声で

                      もし、あなた…

 
と、こちらの弱点全部見透かされてしまっては、勝負になりまへん。蠅たたきでピシャリ!ならまだいいですが、ここでは「踏みつけられて」しまいそうw


 たまらない清らかさ(^益^;


     一枚の絵を買ってきました。恐れ多くて飾る気になれません~^^;


2 コメント

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オォ(゜゜) (さきち・)
2010-11-08 22:38:47
いやいや勉強なんぞ、うわの空になってしまうぞォ^^

♪せんせい
  せんせい
   それわ せん~せい~~♪

フルイカ(゜゜)?
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Unknown (とまと)
2010-11-08 10:15:33
最近、何かと忙しくて、買った本がなかなか読めなくてストレスだけど、ここにくれば少しずつ勉強した気持ちになれて嬉しい^^
30年くらい前に、さきち・っちゃんが私の先生だったら、もっと勉強してただろうなぁ~^^;
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