さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

早稲田 メルシーのラーメン

2017年09月03日 | 関東甲信越



用事があって、久々に早稲田に。神田に続いて、よくここの古本屋街にきたものです。
しかし壊滅的になくなっている。ロンドンのチャリングクロスの古本屋街もはるか昔に
消滅しているし、何度も通ったオクスフォードの古本屋も激減、いまや世界中で古本屋
というのは前時代的なものになりつつあるのです。泣けるなあ。。。



これはなんだ?ガウディの建物のようではないか。家に帰って調べて見ると、結構
有名なデザイナーズ・マンションだそうで。目立ってるねー。一瞬田舎のラブホテル
かと思ったよ。



一方で、こんな古い建物も残っている。造りからしてタバコ屋さんだったの?でも
ここは大学前の一等地。いくらオンボロでも土地がものすごく高いのでしょうね。
建物評価0円、土地7000万円とか?考えてみればアホな話だよねえ。



早稲田に来たら、ここである。「メルシー」のラーメンを食べねば。ああ何年ぶり?



天井が高い。3人ほどのおばちゃんがせかせかと働いている。学食のおばちゃん
みたいだ。ムム?10年前も、20年前も、30年前も(おそらくはもっと前も)こんな
おばちゃんたちだったぞ?年をとらないわけないよね?「採用は40台後半からで、
55歳で定年」なんてピンポイントな雇用条件を厳守しているわけないよね?
ジジーになって戻ってきても、昭和のままのタイムスリップ体験をさせてくれる店
なんて、狙ってるわけもないよね?こっちは老けてるのに、おばちゃんたちは
そのままって、実に不思議な気分。



野菜ラーメン、500円ナリ。ひと口、食べた途端にタイムスリップ!!!
まさにこの味です。しょっぱい醤油味。一瞬で学生気分。おばちゃんに子ども扱い
される懐かしい気分。そういえばラーメンって、昔は基本的にこういう醤油味。
それがだんだん「とんこつ」やら「魚粉」だの、やたらに凝ったものばかりになった。
長年そんなキワモノばかりを食べてきた気がする。

これはなんか都会に出て、沢山の新しいモノの洗礼を受け、いろんな経験をして
すっかり年をとり、長い年月を経てから田舎に帰り、昔と変わらない食べ物に再会した
ような感動。俺がいろいろな人生を送っている間、ここではずっとこの味だったの
だなあという切ない気持ち。

またいずれ来ますので、変わらないままでいてくださいね。。。



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