千里山ブラウズ

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パンフレット審査会

2008-01-29 00:33:25 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 昨日の午後、関西大学正門通りにある「吹田市民活動を活発にする会(活発会)」の事務所サロンで、吹田のボランティア団体から募集された各パンフレットの出来映えを審査するミーティングに参加しました。昨年の市民会館で行われたパンフレット・デザイン講座を受けての依頼によるものです。
 僕の他に審査員としては、神戸の震災体験を契機にグラフィック・デザインの社会貢献を広く研究されている京都嵯峨芸術大学の専任講師の坂田先生、大手の広告代理店である博報堂で制作ディレクションをされており、吹田博物館で開催された千里ニュータウン展や万博展にもボランティアスタッフとして関わられたコピーライターの奥居氏、そして公共団体のグラフィックを多く手掛けられているAcid+のアートディレクター毛利氏の4人で審査に当たりました。
 応募は40団体余りでパンフレットのレベルも手作りのコピー紙輪転機印刷のものから、プロが手掛けた完成度の高い印刷物まで様々です。その中から3点の優秀賞を選ぼうということで、手作り的なもの、ややイラストレーターの協力などが想像されたもの、そして内容の構成や表現要素など完成度の高いもの各1点を選ばせて頂きました。また完成度という観点から離れた特別賞的なものとして、参加メンバーの顔写真と声の寄せ書きでアピールしたものを加えました。結果は後日それぞれの受賞団体などに結果をお伝えし発表ということになります。
 僕の今回の審査の基準としてはパンフレット・デザイン講座でお伝えしたことを中心に評価させて頂きました。残念ながらその基準を満たすものはありませんでしたが、そこは臨機応変に他の方達との議論の中で納得の審査ができたと思っています。当然のことですが審査員それぞれの価値観やアプローチが違っているのですが、議論していく中で大枠の部分など共感し合える部分も多く、日頃から孤独なデザインワークとなりがちな僕自身の意識や考え方の微調整にもなりました。
 審査後は近くのバリ料理店「CAPE COD」でご馳走になり、活発会の方達と一緒に楽しい話題で時間の過ぎるのを忘れるほどでした。

【追記】活発会の片岡理事より結果発表などの詳しい情報を頂きました。
「審査結果の発表は、来月中旬に発行する活発会のニュースレターで行い、市役所の市民活動推進室に登録している全NPO団体に送付します。また、市民活動推進室前の掲示板にも掲示します。その後3月の予定で、授与式を兼ねた交流会を活発会の事務所で開催します。」