5月25日(土)午後1時~5時(延長)までちさと図書館1F多目的室で、「千里山今昔展」のイベントとして企画された講演と座談会「よもやま話」が開催され満室の盛況でした。
先ず大阪市史編纂所長の堀田暁生さんの「千里山の歴史」では、昔の地名としての小字が関電やNTTの電信柱のプレートに残されているというお話から、街を開発した大阪住宅経営株式会社の創立に関わった人達のこと、そして千二小学校や昔の風景の写真など初めて見るものも多く興味深くお聞きしました。
続いて漫画家で別府大学教授(マンガ・アニメーション学科)の田代しんたろうさんのお話「千里山 ON MY MIND ~僕のすべての出発点~」では、大学で日頃学生に伝えている大切な想いや、マンガを学ぶことで培われる社会人としての自信、また紆余曲折の漫画家人生の中で人との関わりがどれ程大切なものであったかということなど、千里山で過ごされていた子供時代から順を追って楽しく聞かせて頂きました。
田代さんの恩師やお友達も駆けつけられていましたが、小学生の時に壁新聞の編集係をされたことが、現在の漫画家としての仕事の幅を広げてくれたと感謝されていました。田代さんに限らず子供時代に経験したことは、絶対にその後の自分の核を創ってくれているのだと、お話をお聞きしながら僕も自分のことを振り返りつつ改めて実感しました。
最後に座談会ではパネリストの卒業生(司会の藤木さん、川崎さん、奥田さんが加わりました)と恩師(東谷先生)とによる千二小学校の「よもやま話」や、一般の住民から出た開発と環境という永遠の街づくりのテーマまで、1時間余りも延長されて有意義な午後のひと時を過ごしました。
イベントが終わり「千里山今昔展」の方へ行ってみるとまた人が溢れていました。芳名帳を調べると150名を優に超える人達が見学して下さっていました。
※ 26日(日)も午後1時~4時までの予定でフォーラム「女性が語るこれからの千里山」が開催されます。ぜひこちらにも足をお運び下さい!