千里山ブラウズ

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ハトの羽模様

2013-06-05 11:34:40 | 千里山花物語り

 今週は梅雨とは名ばかりの初夏の暑さが続きそうですが、夕方になると千里山でも第一噴水の水と緑に涼を求めて多くの住民が憩いに来られています。
 僕もたまに立ち寄ってベンチに座り少し何も考えずに過ごします。その間に知人が通り掛かる時もありますし、知らない方とお話をすることも‥‥。
 昨日ベンチでパンを千切って鳩や雀たちに与えている中年男性がいましたので声をお掛けしました。
 「茶色い羽のハトもいるのですね」
 「ああ、あれは栗と言うんですよ、栗バト」茶色の羽色を栗に見立てているようです。
 「お詳しいんですね、あとどんな種類があるのかご存知ですか?」
 「2本線が入っているのが2引き、胡麻斑模様で黒っぽいのが黒胡麻、灰色勝ちなのが灰胡麻、全体に黒いのがカラスと呼んでます」そして栗+2引きの模様は栗2引きというように広げていくようです。
 香川県丸亀市出身の男性は中学生の時に30羽ほどの伝書鳩を飼っていて、卒業旅行に大阪にくる時に特別に許可を貰い2羽の伝書鳩を連れてきて、大阪の宿舎で離すと翌日にはちゃんと帰巣していたという想い出話もして下さいました。詳しい訳です。
 見上げると木の葉の間の電線に鳩が停まっていましたが、その中であの2羽はいつも連れ立っていて番であるとか、あの雄は尾羽を下げて求愛の鳴き方をしているとか、また伝書鳩と野鳩との形の見分け方など色々と面白いことを教えて貰いました。この方は第一噴水に時々来られているそうです。