Mac情報誌『マックピープル』7月号を見ていたら、大学キャンパスで使うパソコンでMac人口が増えているという特集がありました。
慶応大学・早稲田大学・東京工業大学の調査でしたが、全学ということではなく例えば慶応大学ではSFC(湘南藤沢キャンパス)についてはという感じです。そのSFCで8割の学生がMacを使っているそうです。もっともタイピング・テストに使われる教室のパソコンがMacということなので、Windowsでは単位獲得には不利になるようですが‥‥。
僕は昔に勤めていたデザイン事務所が仕事ツールとしてMacを導入したので自然に使うようになりましたが、以来ずっとWindowsが圧倒的に優勢な時代が長く続いたので、現在の状況には隔世の感があります。
もちろん、iPodに始まりiPhoneやiPadに至るアップルの大躍進がその背景にあると想います。それらの新しいタイプのIT機器を使うことにより、iOSの使いやすさやアップルのデザインに魅せられ、その基にあるMacOSやMacパソコンの良さに触れる人達が増えています。
またデータやWEBアプリが使えるクラウド・サービスの普及により、iPhoneなどスマートフォンとパソコンとの同期のしやすさがアドバンテージにもなっているようです。Macパソコン単体ではWindowsの牙城を崩すのは難しかったのですが、iPhoneやiPadという新たなカテゴリーのモバイル・パソコンの提案で盛り返してきました。
スマートフォン用OSではグーグルのAndroidが対抗していますが、Windowsパソコンとの連携面では自社でハード&ソフト全てを開発できるアップルには及びません。Windowsは自前でスマートフォン用OSを開発していますが、アップルにかなり水を開けられている感じがします。
先日、WindowsXPのサポートが来年4月までというアナウンスがありました。まだオフィスでは普通に現役で使われているパソコンですが、やはりそろそろ買い替え時も迫っている頃だと想います。ますます次の選択肢の中ではMacがシェアを伸ばしていくような気がします。