プロ野球の公式球が反発率の高いよく飛ぶボールに変わっていたことが分かりました。
一昨年に余り飛ばない世界統一球に変えてから2年間のホームラン数が1/3程度に減っていたのに、今年のホームランのペースはほとんど以前と同じ量産体勢になっていました。何かおかしいと言われる声に日本野球機構(NPB)はずっと事実を隠し何も変わっていないと答えていたのです。
僕の住む大阪では阪神の快進撃が続いていますが、特に4番打者に座るマートン選手が絶好調で、2試合の劇的なレフトへのサヨナラ・ホームランに続いて、12日(水)のナイターでも試合を決定づける3ラン・ホームランを今度はライトへ放ちました。VTRでも軽くミートするだけでスタンドまで飛んで行く感じに見えました。
サヨナラ・ホームランのヒーロー・インタビューでも、マートン選手は「僕はホームランバッターではないので‥‥」と自分に言い聞かせるように答えていました。あの試合の後からこの問題が隠し通すことのできないところまで至ったように想います。
選手会も条件が変わると出来高契約などの場合に不都合が生じるということで抗議しています。それにしても何故隠しておく必要があったのか分かりません。
※ 今朝のニュースではNPBは前言を取り消してコミッショナーはそのことを知らされていなかったと訂正しました。確かに最高責任者であるコミッショナーまでそれを知っていたということになると収拾がつきませんが、一方で事務局長と担当者の判断だけで重要なボールを秘かに変えるというのも納得できません。そのアナウンスを100%信用する人はもう居ないでしょう。