ちさと図書館東館2Fの千里山コーナーの中にあった『市民のための景観まちづくりガイド』を立ち寄った時に少しずつ読みました。
著者は京都市立芸術大学教授で吹田市景観アドバイザーの藤本英子さんです。5月下旬に開催された「千里山今昔展」のフォーラム「女性が語るこれからの千里山」で、千里山まちづくり協議会から司会をお願いし快く引き受けて頂きました。
この本では、先生が街の景観に興味を持たれた経緯から始まり、今日その数少ない専門家として公共施設や街の景観へのアドバイスをされる立場で、市民レベルでの活動に役立つように景観まちづくりのポイントを分かりやすく解説されています。
特に建物の外壁や屋根の色、広告看板や案内標識の在り方、玄関やベランダの表情、自転車置き場やエアコン室外機の処理など、具体的なチェック項目に落とし込みながらアドバイスされている章は実際にとても参考になるのではないでしょうか。
千里山まちづくり協議会でも小冊子『まちづくり作法集~千里山の住まいと暮らし~』を、個人住宅編・集合住宅編に分けて編集・発行しました。同じく千里山コーナーに並んでいますので、藤本先生の本と合わせてご覧頂ければと想います。
市民のための景観まちづくりガイド | |
藤本英子 | |
学芸出版社 |