続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

眉毛。

2012-01-14 07:01:35 | 日常
 眉毛を描くのは案外難しい。
 わたしの場合、前髪を垂らしているので眉毛の存在は隠れている。だから、若干気は楽というか、手を抜いただらしない描き方。
 しっかりきちんとお化粧をするという習慣に欠けていたせいで今もって眉毛を描けないでいる。

 ところが昨夕、バス停で会った同年輩の婦人は「体のあちこちが悪いんですよ、目も悪くて・・・薬漬けです」と嘆いた。
「でも、あなた、眉毛はしっかりきれいに描けているじゃありませんか」と、わたしが言うと、
「ああ、これ・・・これだけは成功しました」「?」
「これ、美容整形というか・・・手術で消えない眉毛なんです、3万円でした。」「・・・」
「失敗して、青痣みたいになる人もいるようですけど、わたしのは上手くいきました。やっておいて良かったです。ついでに目も二重にしてアイラインも入れたんですけど、アイラインのほうはなぜか落ちてしまいました。」

 眉毛をきれいに凛々しく描きたいというのは、全女性の夢かもしれない。毎日の手間のかからない刺青のような眉毛・・・日暮れていたから確認できなかったけど・・・受け入れがたいものがある。

 かといってわたし自身も万全ではないどころか・・・。
 前髪垂らしたお婆さんもあまり見ないから、そのうちしっかり短髪、お婆さんカットにする日も遠くない。その時までに、ちゃんと眉毛を描けるようにしなくちゃ!

『風の又三郎』212。

2012-01-14 06:44:50 | 宮沢賢治
ところがその路のやうなものは、まだ百歩も行かないうちに、をとこえしや、すてきに背の高い薊の中で、二つにも三つにも分かれてしまって、どれがどれやら一向わからなくなってしまひました。嘉助はおういと叫びました。
 おうとどこかで三郎が叫んでゐるやうです。

☆宙を飛躍して、二つの考えで配/割り当てることを交えている。
 系(つながり)は、粉/入り混じって区別かつかない。
 宙では普く太陽になり、粉/入り混じって区別がつかなくなり、溢れる光となる。
 火星は協/力を合わせている、太陽と共に。(火星は共に、太陽に協/力を合わせている)

『城』714。

2012-01-14 06:28:42 | カフカ覚書
「それは、できません」と、お内儀は言った。「それに、それを理解する能力があなたに欠けていることも、よくわかりますわ。それにしても、おたずねしますが、いったい、クラムとどんなお話をなさるおつもりですか」
 Kは答えた。「もちろん、フリーダのことです」

 お内儀/Wirtin→Warten/天文台、Warter/番人・・・天の番人という暗示ではないか。
 理解する/begreifen→beglanzen/照り輝かせる。
 話/sprechen→sprengung/強制的解放。

☆「それは、できません」と、お内儀(天の番人)は言った。「それにそれを照り輝かせる能力に欠けていることもよくわかります。それにしてもクラム(氏族、先祖)を強制的解放するのはどんなおつもりなのですか」
 Kは答えた。「もちろんフリーダ(平和、自由)のためです」