続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

わたしが・・・?

2012-03-14 06:57:04 | 日常
 KコミュニティセンターのHUさんが定年退職なさる。職を全うなさったことへの羨望は隠しようがないけれど、それでもやっぱり淋しさの方が大きいかもしれない。
 
『ぐるり半島一周』でお世話になってからのお付き合い。
 元気が良くて、何でも知っていて、リーダーシップがあり、優しい気遣いの出来る人。
 岸壁に沿って海に立てられたポールの上を伝って歩いた恐怖の体験、
「戻りますかーっ」と前を行くHUさんに大声で聞くと、「戻りませーん!」という返事。
 高所恐怖症のわたし、やむなく震えながら何とか渡り終えた。そしてHUさんに、
「後ろの人が無事に渡れるか心配でなかったんですか?」と半ば不満げに尋ねると、
「はい、わたくしもそういう風に鍛えられました」と、すまし顔。

 すごく心配したに違いないのに、軽く切り返す気丈さ。
 人の上に立つ人は、こんな風なんだなと感心させられることしきり。

 
 それなのに、お別れの挨拶をすると、彼女いわく、
「ハマダさんには、本当に励まされました」と言ってくれた。

《わたしが・・・?》
 足元も危なげに最後尾から三浦半島一周のグループに付いて行ったことが、そんなに憧れのHUさんを励ましたんだろうか。

 疑問は残るけど、あなたに、そう言ってもらえるなんて光栄です。
 

『風の又三郎』260。

2012-03-14 06:49:16 | 宮沢賢治
みんなはもう疲れて一郎をさきに野原をおりました。湧水のところで三郎はやっぱりだまってきっと口を結んだまゝみんなに別れてじぶんだけお父さんの小屋の方へ帰って行きました。

☆秘(奥深くてはかり知れない)宇宙也。
 現われる幽(死者の世界)を推(推しはかる)。
 太陽の光は潔/けがれない。
 瞥/ちらっと見ても、普く照らしている也。
 抱かれた鬼(死者の魂)の光である。

『城』762。

2012-03-14 06:35:36 | カフカ覚書
もしもフリーダをわたしから、あるいは、わたしをフリーダから引きはなそうというのが狙いだったとしたら、あなたのお手並は、まったくみごとだったとしか言いようがありません。

 疋はなす/abzubringen→uberblicken/~の全貌をつかむ、見極める。

☆もしも、フリーダ(平和、自由)をわたし(天の番人)によって、あるいはわたし(天の番人)をフリーダ(平和、自由)によって見極めるというのが狙いだったとしたら、まったくみごとだったとしか言いようがありません。