続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

有明の月。

2012-03-15 06:30:26 | 日常
 南中の有明の月を仰いで、早朝のゴミ集積場へ。昨日の不燃ごみ収集では結構大量の不燃物を出したけど跡形もなく消えている(ほっ)。
 
 家中をシンプルにして暮らしたいとはずっと考え続けている。それなのに不思議に物が溜まっていく。捨てても捨てても・・・買っている意識はないのに・・・増えていく。(食べている意識はないのに痩せるどころが太っていくのに酷似しているかもしれない)


 月を仰ぎながら、《どうして》と煩悶する。

《生きることは欲望を抱くこと》であれば、納得がいく。
《生きることは捨てていくこと》であれば、未練と罪悪感が残る。

 やがて霧消するその日まで、執着のスイッチのオンオフを繰り返すに違いない。

 有明の月・・・まもなく昇る陽に儚く消えていく在ることの不可思議。

『風の又三郎』261。

2012-03-15 06:23:28 | 宮沢賢治
 帰りながら嘉助が云ひました。
「あいづやっぱり風の神だぞ。風の神の子っ子だぞ。あそごさ二人して巣食ってるんだぞ。」
「そだなぃよ。」一郎が高く云ひました。

☆輝く火星の運/めぐりあわせ。
 普く身(身体)は腐り死ぬ。
 死ぬと普く神になるという双(二つ)の自記。
 宇宙の劫(きわめて長い時間)の運(めぐりあわせ)である。

『城』763。

2012-03-15 05:59:51 | カフカ覚書
けれども、あなたはそれに成功なさらないだろうとおもいますね。かりに成功なさったとしてもーわたしも一度ぐらいおどし文句を言わせていただきますとーひどく後悔なさることになるかもしれません。 

 成功する/gelingen→gering/つまらない、劣等の、価値が低い。
 おどし/Drohung→Drehung/回転、方向転換、よじれ。
 後悔/bereuen→berennen/突進(突撃する)
 ひどく/bitter→Vita/伝記。

☆けれども、あなたはけっして価値が低いということはありません。かりに価値が低いとしてもーわたしも、先祖の痕(傷痕、烙印)への不明瞭な方向転換(よじれ)について言わせていただきますとー伝記に突進/ぶつかるかもしれません。