続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「楽しいスケッチ」さん、上手すぎ!

2012-03-26 06:50:11 | 日常
 ブログ「楽しいスケッチ」を毎朝拝見。毎朝驚かされている、あまりの達人ぶりに。

 定年退職後の作品とはとても思えない。(いったい何をしていた方なの?)
 開いた口が塞がらないほどの驚愕。
(世の中にはこんなに上手な人がいる!)

 それは眩暈を感じるほど・・・信じがたいほどの達筆。おいそれとは近づけないほどの領域。ただ圧倒されて見ている。

 頭をガーンと強打された感じ。

 下手な絵の手習いをしているわたしなどお笑い種(へこみすぎて・・・謙遜も何もない)。

 自分が描くことは何なのか・・・改めて考えさせられている。
 わたしは何に向かって描いているのだろう・・・。


 ショック、衝撃・・・「楽しいスケッチ」さんを見ていると、わたし自身が見えなくなってしまう。わたしの出口を探したい。

水仙月の四日。

2012-03-26 06:11:02 | 日常
 まさに水仙月の四日・・・夕刻、西空を見上げてそう思った。

 賢治の「水仙月の四日」という作品、わたしは、天の祭りだと解釈したけど、賛同者の報告はまだない。
 水仙が咲く頃(北上する数ヶ月/1月、2月、3月くらいか)の三日月(旧暦の朔日は真っ黒だから、四日が三日月になる)は、地上から垂直に計って真横・・・つまり空に浮かぶ舟の形になる。(裏の二十六日には明らかに祭りがある、明け方の三日月を三尊像と見立てて)
 

 細い三日月がまるで天上に浮かぶ舟の形になる水仙が咲く頃の三日月(四日)を見ると、向こうの世界の祭りを想像してしてしまう。
(水仙月の四日だもの、ひとりくらいいこっちへ取ったっていいんだ)というあの世の強気・・・賢治のブラックユーモア。


 水仙月の四日・・・昨夕の三日月。
 賢治を思って胸いっぱいになったことでした。

『風の又三郎』270。

2012-03-26 05:59:27 | 宮沢賢治
「わあい。専売局でぁ、この葉一枚づつ数へで帖面さつけでるだ。おら知らないぞ。」
「おらも知らなぃぞ。」
「おらも知らなぃぞ。」みんな口をそろへてはやしました。

 帖(面)はチョウと読んで、丁(十干の第四→die、死)から「死」を暗示していると思う。

☆千(たくさん)の媒(仲介)は極めて庸(一定不変、かたよらない)。
 何時も邁/止まらず遠くへゆき、崇/気高い。
 死の綿(細く長く続く)血(血縁)。
 致(招く)智(真理を悟り、煩悩を断つ心の働き)の光。

『城』772。

2012-03-26 05:45:27 | カフカ覚書
あなたの無知は、すぐにはなおらないし、ひょっとしたら、なおすことなんか全然できないかもしれません。けれどもね、わたしの言うことをすこしだけでも信じて自分が無知だということをたえずこころに留めていらっしゃれば、もっとよくなることがいくらでもありますよ。

 無知/Unwissen→Anwesen/存在していること。
 いくらでも/viel→fiel(fallen)/死。
 こころに留める/glauben→graven/恐ろしい、戦慄。

☆あなたが存在していること、先祖の痕(傷痕、烙印)は訂正できないし、ひょっとしたら全然できないかもしれません。ただ先祖への多少の恐れを感じて、たえず自分は存在しているのだということを念頭においていれば、よりよい死(死ぬこと)は、可能だと思います。