続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

観音崎の植物観察。

2012-06-03 07:49:03 | 三浦半島
 イソギク、スイカズラ(忍冬)、細麦、鼠細麦、ハコネウツギ、ハマボッス、ハマボウ、八丈カグマ、コモチシダ、アカツメクサ、シロツメクサ、ハマツメクサ、フウトウカズラ(雌雄)ミゾシダ、十文字シダ、草の黄(オウ)、小マツヨウグサ、スズメノカタビラ、オオスズメノカタビラ、荒地野菊、ペラペラヨメナ、チリアヤメ、ドクダミ、ハンゲショウ、ミツデウラボシ、イラクサ、アカンサス、タシロラン・・・。

 江ノ島キブシ、マテバシイ・・・。

 覚え切れない・・・。
 子供のころ手にとって眺めた草花・・・名前を知ることなく記憶のなかに風化していった道端の草、群落。もう人生も終盤になって、その記憶に挑戦するように草の名を知ることの新鮮さ。

 観音崎は天皇陛下の行幸(戦没者の慰霊塔)があることもあって、道が美しく整備されている。分け入っても獣道のような細道はなく気持ちよく散策が出来て、海が見える絶好のロケーション。(晴れていればスカイツリーも見える)
 海岸ではバーベキューのグループが好い匂いをさせて愉しげ・・・。
 
 歩いては立ち止まり、植物の名前や成り立ちの説明をレクチャーしてくれる引率の先生方。贅沢な時間を満喫、不具合のある足も快調。わたしにとっては運動も兼ねた植物観察会。会費は保険の50円だけという格安料金の魅力、次回の野比海岸(6月30日)もぜひ晴れますように!

四葉のクローバー。

2012-06-03 07:30:22 | 日常
 観音崎で行われた植物の会の散策。
「あら、四葉のクローバーがあったわ」とメンバーの一人。

「ええっ、どこどこ?」と大騒ぎのわたし。実はまだ四葉のクローバーそのものにお目にかかったことがない(だから、わたしの人生って・・・)。

 クローバーの群落、眼を皿のようにして、植物の説明なんぞどこ吹く風。(なるたけ長く説明してここに留まって!)
(人間、こんなに真剣になれるなんて。これほどの真剣さで人生を歩んだなら、四葉のクローバーなんか探さなくても十分幸福になれたかも・・・)


 あった!

 絵に描いたような等分の四葉ではないけれど、確かに四枚の葉が付いたクローバー。(嬉しくて内心、大笑い)

 すると、さっきのメンバー「アラッ、また見つけちゃった。二枚もよ」(悔しいけど、負けね)


 大事にするわ、このクローバー。押し葉にして終生のお守りにするつもり。

だから・・・。

2012-06-03 07:09:18 | 日常
 バス停で待っていると、メンバーの一人の帽子と肩に頭上からカラスが糞を落して飛び去っていった。
「あれれ・・」A氏は苦笑い。周囲もそれとなく(自分でなくて良かった)という風に忍び笑い。

 すると、それを見た同行のHAさんは
「家に帰ったらすぐ汚れを処置しなければダメよ。鳥の糞には漂白作用があるから、時間が経つとそこだけ白っぽくなって落ちないわ」と言った。


 漂白作用・・・なるほど。
 50年以上も前、銭湯に《鶯の糞》を持ち込み顔を洗っている人がいたことを思い出した。美容に良いのかは知らなくて、ただ異臭を放つそんなものを持ち込む神経に少なからず驚いたのを覚えている。

 鳥の糞に漂白作用があるというのなら渋々ながら納得できない事もない。記憶を辿ると、それはそのものではなくて、ちゃんと《鶯の糞》と明記され乾燥して粉末状になったものが袋に入っていた。


 それにしても・・・美に対する執着。時としてすごい裏技をも敢行する勇気には恐れ入ってしまうけど、今は昔の話である。

『風の又三郎』339。

2012-06-03 07:01:29 | 宮沢賢治
 すると向ふの淵の岸では、下流の坑夫をしていた庄助が、しばらくあちこち見まはしてから、いきなりあぐらをかいて、砂利の上へ座ってしまひました。

☆講(話)を、掩/隠して含んでいる。(対になったもう一つを)
 化(形、性質を変えて別のものになる)は、縷(細く長く連なっている)。
 講(話)は、普く照(光)を、叙べている。

『城』841。

2012-06-03 06:39:12 | カフカ覚書
と言って、べつの戸棚をさした。「それに、いまはわたしが病気なものですから、ふえる一方でしてな」そう言って、疲れたように、しかし、同時に誇らしそうにまた横になった。

 戸棚/schrank→Schlag/打撃。
 病気/krank→klan/氏族。
 言う/sagteはSageを暗示している場合がある。
 疲れた/mude→mythe/神話、伝説。

☆死の打撃(ショック)を予感し、示した。「それに、いまでは尽きた(死んだ)氏族はひどく増える一方です」伝説は神話であると同時に尊大にも再び(氏族を)刺激している。