続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

無常。

2012-06-08 10:05:55 | 日常
 夫の実姉の夫が臥していると聞いて、お見舞いに行ってきた。部屋は開け放しになっていて義兄は手をふって迎えてくれたけど、ベットの上であり、下へはここ一ヶ月降りた事がない由。

 実姉であるReikoさんが現われたけど、曲がった腰が更に曲がって少しねじれてさえいる感じ。美人で、ダンサーでもあった華やかな人の胸痛む姿、それでも元気は元気そうだと一安心。やらねばならない事が多いのか、忙しく部屋を行き来していた。
 姪のSonomiさんから近況を聞くと、圧迫骨折のほうは治癒に向かっているけれど、床ずれが大きく、腫れ上がった痛みのため、どうする事もできないでいるらしい。
「今日からヘルパーさんが来てくれることになったから」と言いながらも、人との付き合いも遠慮がちなほど内気な姪の、困惑しきった表情に胸を衝かれた。


 晴れやかに笑い、大声で懐メロを歌った人の窮地。
 
 ドアを閉め、道に下りるまでの階段の高さも気になった。体力の落ちた足腰でこの落差ある階段を踏みしめるのには相当な覚悟が要る・・・。


 ついこの間まで何の問題もなかったように見えたのに、事態の急激な変化。
 特殊な例ではない、日本中が高齢化の問題を抱えている。

 明日はわが身の問題に、大きな衝撃を受けたのか、今朝は体調を崩してしまった。更年期障害もなかったのに、その兆候。起床後、どっと汗が全身に噴出した。不明の虚脱感・・・。

 信じがたいほどの速度で体内の崩壊が起きているのかもしれない。
 わが世、誰そ常ならむ・・・無常である。

『風の又三郎』344。

2012-06-08 09:57:27 | 宮沢賢治
するとまもなく、ぼぉとうふやうなひどい音がして、水はむくっと盛りあがり、それからしばらく、そこらあたりがきぃんと鳴りました。向ふの大人たちは、みんな水に入りました。

☆隠れたものを推しはかる。
 逝(人が死ぬ)の冥(死後の世界)を考えることが題(テーマ)である。
 図りごとを遂/やりとげる事は、新しい。

『城』846。

2012-06-08 09:37:38 | カフカ覚書
さすがの彼らも、いまではいくらか躾が身についてきたらしく、いきなり部屋に突入するようなことはせず、まずすこしドアをあけて、そこからささやいた。

 しつけ/erzogen→erzurnen/怒る、怒らす。
 いきなり/gleich・・・同じ。
 ドア/Tur→tour/企み。
 まず/zunachst→nacht/死。
 ささやいた/flusterten→frustiereren/失望させる、挫折させる。
 
☆ともかくも先祖のテーマである不平等(同じでない)に少なからず怒って、先祖の企みを打明け、死を挫折させた。