続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

梅雨寒。

2012-06-12 06:48:54 | 日常
 五年位前からこの机(パソコン)の前に座るのが日課であり、時間は朝六時前後から七時と決まっている。

 ほとんど休みなくここにすわっていると、室内の一年の流れが見えてくる。
 真夏ならば、掃き出しのガラス戸と背後の窓は開け放つ。
 秋になれば、窓は閉めたきりになり、さらに深まれば、ひざ掛けが必要になる。
 晩秋になれば、電気座布団(?)のスイッチを入れる。
 冬から春にかけては、背後に電気ストーブという具合。

 六月の昨今はすでに暖房類は要らない、はず・・・。

 ところが、気づけば、片付けようとしていた膝掛けを当てている。寒い・・・梅雨寒である。

 一年の流れ、リズム・・・このサイクルをもって未来を現在に変換していく。過去の堆積は切れ切れの記憶の中に浮遊し、巡りくれば再び思い出す一年というサイクル。

 愁いある少しの寒さ・・・この梅雨寒の感傷に浸っている。

『風の又三郎』348。

2012-06-12 06:41:25 | 宮沢賢治
 そのとき、向ふの白い河原を肌ぬぎになったり、シャツだけ着たりした大人が、五六人かけて来ました。

☆考えを吐く/告白すると、化(形、性質を変えて別のものにする)の考えの源は、鬼(死者の魂)を惹きつける題(テーマ)の図りごとである。
 溢れる録(文字に書き記す)の図りごとは、雷(神なり)である。

『城』850。

2012-06-12 06:09:30 | カフカ覚書
「しかし、わたしは、うるさくてならないのです」と、Kは、ぶっきらぼうに言うと、助手から村長のほうへ、それからまた助手たちのほうへ視線を走らせたが、三人とも微笑を浮かべたところは、区別がつかないほどよく似ていた。

 ぶっきらぼう/offen→affen/猿真似をする、欺く、だます。
 視線/Blick→Blitz/稲妻、電光。
 微笑/Lachehn→rachen/復讐をする。
 三人/drei→drain(darein)その中に・・・ein→Ahn/先祖。
 
☆「けれど、重荷でしかたないのです」と、Kは欺いて言うと、脳(思考)から(死への)入門へ、それからまた脳(思考)へと電光を走らせたが、先祖の復讐はすぐには判別できなかった。