続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

東京湾入口。

2012-06-14 06:35:01 | 日常
 昨日は三浦海岸駅から、引橋を回って金田漁港の海辺で昼食。
 天気が良かったのでちょっと目を上げると、横須賀方面ハイランドなどはくっきり鮮明に見え、手前、右の奥には房総半島が海と空とを区切っている。

 東京湾の入口は狭い。この狭さを通してなるものか(皇居へは通すまじ)と明治大正の頃作られた砦、三つの海堡・・・第三海堡を造っている時点で、空を飛ぶ飛行機が!下を守っても上かららくらく侵入。莫大なお金と労力が水泡と帰した時代の落胆。

 こういうことは人生の中でも往々にしてあると、苦笑しながら眺めた静かな海。

『風の又三郎』350。

2012-06-14 06:24:01 | 宮沢賢治
みんな発破の音を聞いて、見に来たのです。
 庄助は、しばらく腕を組んでみんなのとるのを見てゐましたが、

 発破はハツ・ハと読んで、初、派。
 音はインと読んで、隠。
 聞いてはブンと読んで、文。
 見にはゲンと読んで、幻。
 来たはキと読んで、記。
 庄助はショウと読んで、星。
 腕はワンと読んで、一。
 組んではソと読んで、祖。
 見てはゲンと読んで、幻。

☆初めから派(元から分かれるもの)を隠している文(文章)。
 幻の記である。
 星の一つ(ひとつひとつ)が祖(先祖)の幻である。

『城』852。

2012-06-14 06:16:56 | カフカ覚書
 村長は、なにも異論はとなえなかっった。Kにはさせないが、助手たちなら構わないというわけだった。助手たちは、すぐさま書類にとびかかっていった。

 なにも/kein→kahn/小舟。
 書類/papiere・・・想像上の。
 村長/Vorsteher→vorstufe/入門。
 助手/Gehilfen→Gehirn/脳、知力。

☆(死への)入門は、小舟に反対した。Kには必要でなく脳(思考)には許されていた。脳(思考)は、すぐに想像を投げかけた。