続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

可愛くて!

2012-06-09 07:04:58 | 日常
 水彩画のサークルにひょんなことから紛れ込んだ(?)二人の女の子。お母さんがついでに連れて来た幼児だったのに、今では二人とも小学生。
 頭が良くて、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詞をすらすら最後まで暗唱したり、「楽しい雛祭り」の唄を三番まで間違えずに歌ったくれたり、演劇などの話もちゃんとあらすじを理解して60代のわたしたちメンバーにお話してくれる。

 絵の方も、選ばれたりすることは再三で、直感的にすばやく対象をつかむ感性にはこちらが感嘆している。

 去年から「6月が楽しみ、だって運動会があるでしょう。わたしね、運動会でスタートのときよく分からなくて一番最後に走ったけど、みんなを追い抜いて一等になったの」と嬉しそうに話した下の子。上の子は言わずもがなの元気優等生。

「今年の運動会はどうだったの?」と聞くと、嬉しそうに顔をあげて、
「一等!障害物競走でフラフープで『三回跳びなさい』っていうのがあったんだけど、わたしが先生に『三重跳びでもいいですか』って聞いたら『(出来るんなら)いいですよ』って言ったから、三重跳びして、それで一等になったの」という。
 お姉ちゃんの方の組み体操も成功だった由。

 この可愛い姉妹を見ていると、《日本も大丈夫だな》という気がする。

4444。

2012-06-09 06:44:20 | 日常
 車のナンバーが好みで選べるという昨今、2525(ニコニコ)とか、5(Go)、7(ラッキーセブン)、8(末広がり)など心地いいナンバーが目に付くようになった。

 ところが、昨日ふと目にしたナンバーは、(4444)
(アラッもう一台も、4444・・・)

 これって・・・と、看板を見ると、葬儀社。なるほどねぇ。

 この葬儀屋さんを知っているけど、本当にいい人。母が亡くなったときにお願いしたけれど、
「お葬式は家でやるのが一番いいんです。昨日はアパートの二階にお住まいの方でしたが、外の敷地でやりました。いいお葬式でしたよ。家から送りましょう。狭くったって十分です」と言ってくれた。


 あれから二十七年、道路事情も住宅事情も急変し、自宅での葬儀は殆ど見ることがなくなってしまった。でもその気持ちだけは何時までも心に残っていて佐野町のその葬儀社の前を通るたびに温かいものを感じている。
 その社長のKさん、結婚は未だのようである。《どうかいい人が見つかりますように》と思っている。

『風の又三郎』345。

2012-06-09 06:37:37 | 宮沢賢治
「さあ、流れて来るぞ。みんなとれ。」と一郎が云ひました。

 流れてはルと読んで、縷。
 来るはキと読んで、鬼。あるいはライと読んで、雷。
 一郎は一(uni)から、Univers(宇宙)
 云うはウンと読んで、運。

☆縷(糸のように細く長く連なる)の鬼(死者の魂)。(あるいは、細く長く連鎖する神なり)
 宇宙の運(めぐりあわせ)である。

『城』847。

2012-06-09 06:21:58 | カフカ覚書
「外は、ものすごく寒いんです」
「だれだね」と、村長は、はっとびっくりした様子でたずねた。

 外/draussen→dreschen/ぶん殴る。
 寒い/kalt・・・冷酷。
 ビックリした様子/aufschreckend→aufschlucken/(音を)吸収する。

☆「冷酷にも我々をぶん殴るんです」
 「だれだね」と、(死への)入門は(その音を)吸い込んだ。